諸橋憲一郎の作品一覧 「諸橋憲一郎」の「オスとは何で、メスとは何か? 「性スペクトラム」という最前線」ほか、ユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 新着順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 オスとは何で、メスとは何か? 「性スペクトラム」という最前線 3.9 学術・語学 / 理工 1巻1,045円 (税込) 一気読み必至。常識が変わる生物学講義! 生物にはオスとメスという、異なる生殖器官をもった性が別個に存在するのではなく、オスとメスとはじつは連続する表現型である――生物の「性」の本質をそのように捉える驚きの研究が、生物学の最前線で進んでいる。逆の性に擬態して生きる鳥やトンボ、何度も性転換する魚、ホルモンで組織を操るネズミ……。興味深いいくつもの事例と、私たち生物の雌雄が形作られる仕組みとともに明らかになるのは、「生物の性は生涯変わり続けている」「全ての細胞は独自に性を持っている」という驚きの事実だ。第一人者である著者が、生物の体の精密な構造とそれを駆動するメカニズムを平易に解き明かす。 試し読み フォロー 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 諸橋憲一郎の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> オスとは何で、メスとは何か? 「性スペクトラム」という最前線 学術・語学 / 理工 3.9 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ ネタバレ 遺伝子とホルモン分泌によってオス・メス化、脱オス・脱メス化がされることで、性がスペクトラム上に決定される。 この原則によって、性指向、性自認の多様性の蓋然性が示される。 なるほど人間の直観的な理解というのは往々にしてアテになるが、また往々にしてアテにならない。社会科学だとか、理系の基礎研究だとかの重要性を「直感的」に理解するためには、こういう「目から鱗」を体験するのが1番いいかもしれない。 0 2024年03月24日 オスとは何で、メスとは何か? 「性スペクトラム」という最前線 学術・語学 / 理工 3.9 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 私達にある2つの性。言葉にすると、2つにしっかり別れた、別個のものと感じる。 しかし現実世界ではそうだろうか? 2つの性の関係について、科学的知見から語ったもの。 面白いし、ラベリングの理解しやすいという良い点と、良くない点について考えるきっかけになった。 0 2023年04月15日 オスとは何で、メスとは何か? 「性スペクトラム」という最前線 学術・語学 / 理工 3.9 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 社会学だけではなく、生物学からも「性スペクトラム」の必然性が唱えられ、支持されていることに心強い物を感じる。 0 2023年03月28日 オスとは何で、メスとは何か? 「性スペクトラム」という最前線 学術・語学 / 理工 3.9 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 精子を作るのがオス側で、卵を作るのがメス側で、性別は両極端だけではなく、間に100%から0%までスペクトル上に分布している、 性ホルモンと遺伝子がその位置を決める、 という話。 魚の中にはオス側からメス側にジャンプするものもいる。 人間においては成長過程でスペクトル上を移動するのが一般的である。 性ホルモン受容体遺伝子に変異が起きて、ホルモン受容体の機能が完全に消失するのが性分化疾患の一例で、性自認の変化につながったりする。 「男は〜」「女は〜」みたいな大きな主語で語ることに意味はないということはよく分かる。 0 2023年02月18日 オスとは何で、メスとは何か? 「性スペクトラム」という最前線 学術・語学 / 理工 3.9 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 性は連続する表現型として捉えるべきという性スペクトラムの概念を知り、前提に考えることによって、オス・メス(男・女)という2極だけでは理解しづらい事柄、現象、行動について、より正しく受け止め、理解ができるようになると思う。性の意味合い、性とは何なのかを改めて考えるきっかけになった。生命の不思議と奥深さに敬意を示したくなる。多様な性の存在を認識することが、多様性の尊重の第一歩となり、豊かな社会につながっていくのだろう。 0 2023年01月06日