作品一覧 2017/01/13更新 スピノザの世界 試し読み フォロー スピノザ 「無神論者」は宗教を肯定できるか 試し読み フォロー 哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀 試し読み フォロー デカルト、ホッブズ、スピノザ 哲学する十七世紀 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 上野修の作品をすべて見る
ユーザーレビュー スピノザの世界 上野修 スピノザの哲学は、かつてエチカをチラッと開いて絶望して依頼、中公クラシックの迫力とあわせて敬遠していたが、この本でかなりイメージが変わった こんなに透き通った人はいないのではないか 憧れる デカルトが、合理的、機械的といいつつも、とても人間的、実際的であったのに対して、スピノザは超越しちゃってる...続きを読む 全てが原子だとして、大事なのは心の平穏、アタラクシアとしたエピクロスと、どこかで通じるものを感じてしまっている Posted by ブクログ スピノザの世界 上野修 新鮮な思考がある。 目的と衝動。目的をはっきりすれば禁欲するまでもない。愛でも全知全能でもない神。自由意志の否定。幾何学的証明。政治と国家。 Posted by ブクログ スピノザ 「無神論者」は宗教を肯定できるか 上野修 信仰と理性をめぐる関係において、ここまで切実に、また、真正面から考え、論じた哲学者がいたのか。スピノザ。ここから、私の新たな探求が始まりそうだ。時代制約があったればこそ、ここまで深まったのだろう。 短いながらも濃密な思考の軌跡だった。 ・自由が牧歌的だったことはない。p19 ・哲学の目的はもっぱ...続きを読むら真理のみであり、これに反して信仰の目的は、服従と敬虔以外の何ものでもない。p57 ・ほかのどんな政体もフィクションである。政治はメンバーの誰でもない服従と不可視の第三者を呼び出しその声を法として取り次ぐ。p69 Posted by ブクログ スピノザの世界 上野修 めちゃくちゃ感動した。 最後は第三種の認識まで到達して一気に理解。 理解できるのはもともと知っているからで、スピノザの言うように最初から真なる観念が与えられているからなんだろう。 Posted by ブクログ スピノザの世界 上野修 デカルトの思想をそのまま理系的につきつめると汎神論になる、というのがスピノザか。そんな感じがした。著者はスピノザの『エチカ』を丁寧にたどりながら、読者をスピノザの頭の中に連れて行ってくれる。通常「汎神論」といわれても、今ひとつわかったようなわからないようなところがあるが、この本を読むとそれを豊かにイ...続きを読むメージできる。そしてスピノザの説く倫理が、実はニーチェに近いと言うことも、ニーチェ自身や著者の指摘を待つまでもなく、実感できる。 Posted by ブクログ 上野修のレビューをもっと見る