マッケンの作品一覧

「マッケン」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 白魔(びゃくま)
    完全にあっちの世界に行っちゃてるのがファンタジーで、狂気か神秘か、現実とのあやふやな境界を行ったり来たりするのが幻想小説あるいは怪奇小説である。これは現実なのか脳内で起きてる狂気なのか。現実って何だ?「白魔」は善悪論争から始まる。殺人者と虎のような野蛮な人間の違いは何か。悪の基準は社会の色眼鏡で見た...続きを読む
  • 白魔(びゃくま)
    非日常に実在を見、日常をまやかしと見る。
    どの作品も日常の生活に隠されて見えない実在(聖や魔)に登場人物たちが引き込まれていく物語。
    直接的な描写はなく、あくまで「何か違うもの」に対しての象徴や予感を静かに描く。
    物語としてははっきりしないものが多いが、見えない真実、本当の生きる意味、どこかにあると...続きを読む
  • 白魔(びゃくま)
     ヴィクトリア朝時代の英国ウェールズに産まれた稀代の作家アーサー・マッケン。牧師の子であったがアーサー王伝説の色濃いウェールズで育った故か、神学と同時に隠秘学(オカルト)にも傾倒し、前期はケルト神話やギリシア神話をモチーフとした幻想的な怪奇小説を連続して発表したが、いずれも当時の価値観に合わず「不道...続きを読む
  • 白魔(びゃくま)
    なんか自分には染み入らなかった。常々へんてこに対する人間の苦悩恐怖もがき羞恥、そういうのを追いかけてる気がするが、この作品は自分には美しいファンタジックな世界への賛美としか感じとれず薄味だった。丁寧に作られた郷土料理をふるまわれ、素材の良さを感じ取れなかったみたいな。

    冒頭に、聖者とは罪人とはその...続きを読む
  • 白魔(びゃくま)
    私には、まだ少し読む時期が早かったのかもしれません。

    幻想・怪奇小説は好きだけれど、
    この作品の表題作「白魔」は、おどろおどろしいお話ではない。
    ただ、知らず知らずのうちに魔に取り込まれていくような感じ。

    ある一人の少女の手記に記された「白い人」とは??
    新訳は読み易いのですが、何故だか内容が頭...続きを読む

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