作品一覧 2017/08/17更新 新唐詩選 試し読み フォロー 測量船 試し読み フォロー 萩原朔太郎 試し読み フォロー 萩原朔太郎詩集 試し読み フォロー 諷詠十二月 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 三好達治の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 萩原朔太郎詩集 三好達治 本当に大好きな大好きな作品。 萩原朔太郎は繊細な感性と表現を用いて自分の孤独と影と向き合っていることが伝わる。 彼の初期の作品である『月に吠える』では醜い、堕落した、不自然なものを人間の本性の反映として捉れられている。敢えて醜悪な対象に孤独な自己を投影し、それを描写するために顔、死体や動物等、様々...続きを読むな隠喩を使用することで病や不安、他者と共有できない絶望という「孤独」の世界観を作り上げている。 『青猫』では馬や猫という存在を意図的に利用し、それらの影そのものに自身を投影することで苦しみながらも、それでも生きていかざるを得ない「孤独」の変化を描いている。 つまり、朔太郎は表面的な「一人」ではなく、本質的な、変化する「独り」を理解し、彼が見た「孤独」や「さびしさ」の姿が二作品を通して変わっていったことに、彼の独特な表現を通じて再現することができるのだ。 Posted by ブクログ 萩原朔太郎詩集 三好達治 やはり初期の作品群はすごい どれくらいすごいのかというと紙面にまで緊張感がみなぎっている 月光に照らされた静かな水面に、言葉のしずくが一滴落とされると波紋がさっと広がる 詩的イメージの鮮烈さに心が震える Posted by ブクログ 諷詠十二月 三好達治 読んだのは講談社文芸文庫のものではなく、潮文庫(新潮文庫でもない)のもの。古書店で購入した。 詩の読み方を知りたい、と思うのならば、こちらよりも同じ著者による『詩を読む人のために』のほうが、後に書かれた、ということもあっておすすめできると思う。 こちらは、戦中に書かれた本なので、ちょっと「あれっ...続きを読む?」と思う部分もある。そのへんの事情を軽く踏まえておくために、「あとがき」と「解説」を先に読むのもありかもしれない。 Posted by ブクログ 萩原朔太郎詩集 三好達治 人の世は不思議なものですな。 そして、生きるということは とてつもない迷路を延々と進み 続けることなのかもしれませんね。 ページを繰るごとに、繰るごとに わが身に降りかかる、陰鬱、絶望。 何者にも包まれぬ人間は 絶望そのものかもしれませんね。 それはたとい、どんな題材でも 寂しさを覚えます。 た...続きを読むだし、美しきをとめには その陰鬱は少し和らぎます。 異性の存在はそのこころに 安らぎを与える…はずでしたが 離婚しているんですよね。 実は。 Posted by ブクログ 萩原朔太郎詩集 三好達治 初めて詩集というものを読んだ。それまで文学と評論 長い文章ばかりだったので自分に詩を読む心があるのか不安だった。 朔太郎さんと相性が良かったからなのか それともやはり偉大な詩人だからなのか本当に素敵な物だった。言葉の響きが耳に心地よく情景が静かに流れていくようで Posted by ブクログ 三好達治のレビューをもっと見る