斉木香津の作品一覧

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作品一覧

2020/11/11更新

ユーザーレビュー

  • 凍花
    三姉妹の長女が次女を殺害してしまうミステリー。ストーリーは三女の目線から描かれていく。

    長女の内面(思考)と外面(行動言動)のバランスの悩みが生きずらさになっている。
    そのバランスの中心にあるものは感情で、その思考/感情/行動/言動のバランスの不安定さがそう思わせる。

    デメリットに感じる部分では...続きを読む
  • 日本一の女
    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    「あげなクソ婆、弔ってやらんでもいい、とか言うんで」東京の生活に行き詰まった私は、曽祖母の三十三回忌を口実に、大分の実家に帰郷した。曽祖母・匹田サダは、臼杵の裕福な家に生まれながら、昭和二年、数え歳二十のときに野津市村の農家に嫁いできたという。豊臣秀吉似...続きを読む
  • 40歳の言いわけ
    同窓会当日、時間になっても幹事以外の人が誰も来ない。
    その時間、それぞれに、行けない出来事が起こっていた。

    面白かった。
    不惑の年とは言いながら、自分に置き換えても、40代はまだまだ迷う年。
    皆、この年代ならではの出来事に翻弄されていました。

    最後は同窓会が始まりそうな終わり方でしたが、西村さん...続きを読む
  • 凍花
    完璧だと思っていた長姉の殺人、そこから辿ることで柚香が、または読み手が見る長姉の人物像の移り変わりがものすごく巧み。既視感のない、展開が読み切れない構成だった。

    百合姉が本当に日記そのままの人物で終わっていたら、読後感は最悪だったと思うが、またひとつ捻ったところで落ちたのが良かった。

    重い内容だ...続きを読む
  • 踏んでもいい女
    私は凍花よりも好みだった。女同士のこういう心理わかるわーというのと、戦争の時どう生きるか。

    常に思っていて、たまに言ってみるけど、特に男性に理解されない考えが書かれていた。以下引用(文庫p207)
    きれいに死んでいこうとする人よりも、たとえ地べたを這いずりまわって他人に軽蔑されても、なお生に執着す...続きを読む

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