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  • 美的経験の現象学を超えて : 現象学的美学の諸相と展開
    3.0
    1巻2,530円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書では、まず20世紀前半ドイツの現象学的美学者・オーデブレヒト及びガイガーの所説を概観し、その源流をフィードラーの芸術論に探る。さらに後者を媒介として、現象学的美的経験論を超える二つの展開可能性を、ハイデガーの芸術論と西田啓学に見出す。
  • 美的経験の現象学を超えて : 現象学的美学の諸相と展開

    Posted by ブクログ

    R・オーデブレヒト、M・ガイガーの現象学的美学思想を読み解くとともに、K・フィードラーの芸術学を現象学的美学の観点から見なおそうとする試み。

    オーデブレヒトは、美的対象は論理的・概念的対象とは異なり、フッサールの志向性分析によっては十全に把握できないと考えた。だが、彼は他方で、フッサールの「構成」概念を「創造」と捉えなおすことで、芸術家がみずからの「人格性」を芸術作品において開示する際の美的価値体験を分析する手がかりを獲得している。彼がめざしたのは、芸術的創作は「情動」という超越論的主観性の領野において、「人格性」という核から生じる「気分」を「構成」=「創造」する働きを分析することだった。

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    2011年08月19日

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