登山に関わる事故、事件、行動の制約など、海外と日本の違いや、法律の曖昧さや勘違いなどを書かれている。
多くは土地所有者の黙認、自由を尊重する法律の下で登山は成り立っている。
単独登山に冬山登山などの是非が議論されて来たが、決着は付いていない。
山での事故は誰の責任なのか。グループ登山のリーダーや
...続きを読む引率者たちは、事故が起こった場合に、どう責任を問われるのか。
十分な経験と、装備、技術を持ってして挑む冬の富士山。
では、その経験、装備、技術の評価は誰がするのか。
登山道の整備、道標のリボンなどは、勝手に付けてはならないが、実情は有志による整備が散見される。
登山は、自然の中でのスポーツである。
危険回避行動は、人間がする。
危険だからと、自然を改造しては、本来の登山が無くなってしまう危険があるではないか。
様々な事例が出て来て勉強になる。
多くは黙認され、曖昧さの残る法の下で運用されていることがわかる。
愛犬は山へ入れてはならないのか。
裏山で山菜取りはできなくなるのか。
山で朝の散歩が1人では出来なくなるのか。
考えれば考えるほど、矛盾した問題山積みである。
知ることで行動も改まるし、より安全な登山を目指すことの重要性を知らされる。
ゴミは持ち帰る。晴れていようと雨具、ヘッドライト。
登山届、山岳保険、忘れずに。