作品一覧

  • 敗北者たち――第一次世界大戦はなぜ終わり損ねたのか 1917-1923
    4.5
    1巻5,720円 (税込)
    第一次世界大戦はいつ終わったのか? 1918年11月だ。だが、戦争の敗者にとって、それはまさに暴力の始まりだった。ハプスブルク帝国、オスマン帝国、ドイツ帝国、ロシア帝国の崩壊、革命と反革命、再編された国家間の紛争、それに重なる内戦。400万を超える人々が武力紛争で死亡し、中欧・東欧・南欧の難民が荒野をさまよい歩いた。「戦後」ヨーロッパは、地球上で最も暴力的な場所になった。第一次世界大戦とは専制主義に対する民主主義の勝利であり、崩壊した帝国は時代錯誤な「民族の牢獄」であったという従来の見方は、この事態を見過ごしてきた。だが、1917年から1923年のヨーロッパは、第二次世界大戦、そして20世紀を席捲した暴力を理解する上で決定的な意味を持つ。確かな実証性と明快な論理で無数の紛争を一冊に纏め上げ、新たな歴史像を見せてくれる本書は、第二次世界大戦におけるナショナリストとファシストの台頭を解き明かし、第一次世界大戦の本当の意味を問い直すものとして、世界的評価を得た。
  • 敗北者たち――第一次世界大戦はなぜ終わり損ねたのか 1917-1923

    Posted by ブクログ

    数年間、全体主義、とくにナティス・ドイツ関係を読んでいるのだが(といっても読むのがしんどい本も多くて、遅々として進まない)、読んでも、読んでも、どうしてこんなことになったのか、わかった気にならなかった。

    が、ついにちょっとわかった気になる本に出会った感じがする。

    この本は、直接的にナティスドイツを扱っているわけでないが、その前史のようなものをヨーロッパレベルで記述している。

    歴史的には第一次世界大戦は、1918年11月に終わったとされるのだが、著者は、敗者にとっては、それは新たな暴力、内戦、戦争の始まりでしかなかったと主張する。

    という視点で、ロシア革命後のロシアでの大粛清、内戦。そし

    0
    2021年11月28日
  • 敗北者たち――第一次世界大戦はなぜ終わり損ねたのか 1917-1923

    Posted by ブクログ

    第一次世界大戦本で終戦以後を取り扱っていた本
    テーマとしてはなかなか少ないために貴重で、詳細なので面白い

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    2023年10月07日

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