1998年に出版されてた作品を今年全面改稿したらしいです。私が読んだのは2009バージョン。
就職して3年目にして脱サラした主人公が、服飾やってる友達に巻き込まれて…って話。
自分とは違う人たちに刺激を受けつつ、近くに感じたり、遠くに感じたり。
間に合わなさそうで、ギリギリ間に合っ
...続きを読むてしまうような小さな可能性、
わたしらの年代の夢とかって段々、
いきなりバカみたいに大きいものではなくて、
小さいリアルな可能性の続きにあるようなものになってくるのかなと思いました。
「また時計を見るとさっきと1分と変わっていない。賢司は時計を何度も見て考え、それから部屋をとびだした。」
んだってさ。行動に移すかどうかってときの、ギリギリ感が良いなぁ。
ストーリーは壮大じゃないけど、面白かった。
こんな読みやすい本ばっかり読んでたらまずいなぁ。