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作品一覧 2018/07/21更新 シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略 試し読み フォロー TRUST 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> レイチェルボッツマンの作品をすべて見る
ユーザーレビュー TRUST 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか レイチェルボッツマン / 関美和 ボッツマンは「シェア」という本を書いたことで有名です。この本は、シェアリング・エコノミーの潮流をいち早くキャッチした本でしたが、本書も中身を読むと著者の先見性を感じました。確かに「信頼」という概念自体は古くから存在していますが、デジタル時代では信頼の形が大きく変わっている、いまはその過渡期であるとい...続きを読むう主張です。昔はコミュニティ内での信頼しかありませんでしたが、ついで国や企業、マスコミなど「制度」に対する信頼が生まれてきた。そして第3の波として「分散化された信頼」がデジタル技術の進展によって生まれているのです。 本書の面白い点は、「信頼が分散化された」で本が終わっているのではなく、実は一周して集中する、あるいは向きが逆になるような動きもあることを指摘しているところです。例えば中国では社会信用制度ということで国民全員の格付けスコアをつける試みが始まっています。これは信頼の向きが逆になったと言えるでしょう。本来的には、国家がどうやって国民に信頼される存在になれるのかを考えるわけですが(特に選挙で政権が選ばれている国では「国民の信頼を得る」ことが最重要ポイント)、中国で導入されつつある制度では、「国民がどうすれば国に信頼されるようになるか」を考えるようになります。ある人物が、政府が好まない行動をとると、その人の格付けが下がり、日常生活に支障が出るような世界です。これは訳者後書きにも書いてあったように、ジョージ・オーウェル的な世界を想起させますが、個人的には古代中国の科挙制度が国民全体に適用される、というようなイメージも浮かびました。ただし、科挙であれば試験が終わってしまえば高得点を取らなければというプレッシャーは無くなりますが、中国の社会信用制度は終わりがなく死ぬまで息をつく暇がないということでしょう。 「信頼」の構築の仕方、誰が誰に対して信頼を構築するのか、などが大きく変わりつつある時代だというのは本書を読んで間違いない気がしました。5年後、10年後に振り返ると本書が指摘するポイントの重要性はさらに高まっているのではないでしょうか。 Posted by ブクログ TRUST 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか レイチェルボッツマン / 関美和 1、信用する相手が変わってきている。広告への信頼がなくなり、口コミなどが信用されるようになってきた。そういえば、Googleの検索を使わず、TwitterやInstagramで情報を取り入れる人が多くなったなあ 2、使わない機会損失をもったいない精神でシェアすることで大きなビジネスにつなげられる時...続きを読む代になってきたが、その際には”信用”をどのようにマネジメントするかが大事 3、コントロールされたくない人たちがスタートアップで既存のシステムを作り替えたが、GAFAのように新たなプラットフォームとしてコントロール層に置き換わった。ヒエラルキーがなくなったというよりは新陳代謝が起こっただけ。 Posted by ブクログ シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略 レイチェルボッツマン / ルーロジャース / 小林弘人 / 関美和 シェアリングエコノミー(共有型経済)を限界まで掘り下げて解説している書籍。 内容は膨大で難解。 GDP至上主義からの脱却。シェア、コラボ消費での成功例を学ぶことができる。 Posted by ブクログ シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略 レイチェルボッツマン / ルーロジャース / 小林弘人 / 関美和 2010年代初頭に本書が書かれていることからして、やはり情報は速く入手するに限ると毎回思わされる。 エアビーアンドビー、自動車業界の定義などはまさにハマっている。日本においてもいわゆるシェア市場は、爆発的に広がっているし、スキルのシェア、場所のシェアも拡大傾向にある 既存の経済学と反している(1...続きを読む0ドルを分ける権利があるとすると利己的な個人だと9:1に分けても、両者受け取る)、という個所がなお面白さを表わしている 従来より贈与経済学という分野は存在しているが、今後この領域をどう学問として定義していくか、普遍化していくか、その方向にも期待をしたい P2Pがここまで当時から注目されていたとは、というか、当時読んでも実態と合っていないと思ってしまったかもしれない ハイパー消費主義からコラボ消費への転換、そして評判が通貨ともなる世界。やってくるのだろうか Posted by ブクログ シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略 レイチェルボッツマン / ルーロジャース / 小林弘人 / 関美和 先日ライフハッカーの元編集長の方と飲んでいた際に、「この本がきっかけでカウチサーフィンを東京で始めてみたんだ」と教えてもらった1冊。人のその後の行動を変える力のある1冊として確かにその力を感じました。社会や価値観の変化や、それを機会にしていくにはどうしたらいいのかとか、世の中には今どんなサービスが生...続きを読むまれてきているのかとか情報量がものすごい。そしてこの本が10年前に出ていて、今更少しずつ日本でも同じようなサービスが出てきていたことにもっと早く読めていたらまた動き方も変わってきたかなと思えた1冊でした。量はあるけどオススメの1冊。 Posted by ブクログ レイチェルボッツマンのレビューをもっと見る