作品一覧 2024/02/07更新 歩く。凸凹探偵チーム 試し読み フォロー 障害児3兄弟と 父さんと母さんの 幸せな20年 試し読み フォロー 目がみえない 耳もきこえない でもぼくは笑ってる 障がい児3兄弟物語 試し読み フォロー 洋平へ 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 佐々木志穂美の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 洋平へ 君の生きた20年と、家族の物語 佐々木志穂美 / 佐々木博之 普通とは、何か。障害も個性。一番であることにだけ、価値があるのではない。それぞれの個性を見よう。 強い心はもっと強い風が吹けば折れる。強い風でも折れない、しなやかな心を持ってほしい。 それは多くの個性を受け入れることからはじまる。 また、この本で親の無償の愛情を再確認。 Posted by ブクログ 洋平へ 君の生きた20年と、家族の物語 佐々木志穂美 / 佐々木博之 長男洋平は重度心身障害、二男は高機能性自閉症、三男は智恵遅れを伴う重度自閉症。 ”親亡き後、ダイや航は旅行を楽しむことはできるだろうか。一生この子たちが困らないお金を残してやることはできないけれど、どんななかにも楽しみを見つける力はつけてやろう。” という著者。 ”「ダイくんはなんの問題もない」...続きを読む と言ってくださる先生がいたから、おおいに期待して、全試合全校応援の高校野球地区予選を見に行ったら(ダイは応援団に入ったのだ)、どの生徒よりヘロヘロしているし、先生が心配そうにそばにつきっきりだ。なんだ、思いっきり手がかかっているじゃん・・・・と、ちょっとがっかりしながらも、「手がかかること」が「問題あること」とイコールではない学校の考えかたがうれしかった。” とか、あれとかこれとか、際限なく引用したくなって困ります。 でもこんなに貴重な珠のような文章を書きながら、著者としては夫の後に名前を出す志穂美さん。表題紙も著者紹介も夫から。夫の博之さんは息子への二通の手紙と「はじめに」しか書いてないのに。 文章で自分と世の中をつなげようとしたのは志穂美さんでしょう。博之さんもこの本が志穂美さんの書いたものであることを承知しているでしょう。なのになぜ、志穂美さんの名を主たる著者として、先頭に書かないのでしょう。 残念です。家族の物語だからお父さんの名を先に書くというのは間違っています。本は書いた人が著者なのです Posted by ブクログ 洋平へ 君の生きた20年と、家族の物語 佐々木志穂美 / 佐々木博之 長男洋平くんは、最重度の心身障害。 次男ダイくんは、高機能自閉症(アスペルガー)。 三男航くんは、知的遅れのある自閉症。 三人三様の障害がある子どもを持つ佐々木夫妻。 親としては、「なぜ、うちの子が?」という思いに苦しみ続けることでしょう。 「なぜ、他の子とちがうのか」「なぜ、他の子のようにできな...続きを読むいのか」 公園で、同じ年頃の子供たちといっしょに遊ぶことができない五歳のダイくんを連れてうちへ帰るとき、 歩きながら、手をつないだまま、ダイの手をつねったことがあった。 「ダイのせいなんだよ。ダイがみんなと仲良く遊べたら、お母さんはこんなにさびしくないのに」 その頃の志穂美さんは、他の子になんとか追いつかせようと、他の子と比べてばかりいました。 ダイの背負っているハンディがどんなにこの世の中で生きにくいか、日々、どんなにダイが努力して生きているかなんてぜんぜん知らなかった。 洋平くんも、ダイくんも、航くんも、彼らの生を必死に生きています。 でも、彼らを、異分子としてはじき出そうとする人もいます。 中学時代、特にダイをいじめていた子は勉強もスポーツも優秀だった。 「一番でなければ」と育てられた子に、ダイは価値なく見えたのだろう。 でも、その子が、その価値観のままで生きていくなら、この先、もしなんらかのトラブルで人よりうんと負ける経験をしたとき、自分を許せないと感じるのではないだろうか。 一番なんかでなくても、人は価値がある。どんな自分でもかけがえのない自分だと気づいてほしい。 強い心はもっと強い風が吹けば折れる。強い風に折れないしなやかな心を持ってほしい。 多くの経験をし、多くの人と出会い、いろんな人を受けとめることがしなやかな心を作る。 その経験のために、ダイをクラスに置いてやってほしい。 巻頭には、洋平くんの一歳の誕生日に書いた父博之さんからの手紙。 巻末には、洋平くんの二十歳の誕生日に博之さんが書いた手紙が置かれています。 この二通の手紙から、親であることの意味を深く考えさせられました。 Posted by ブクログ 目がみえない 耳もきこえない でもぼくは笑ってる 障がい児3兄弟物語 佐々木志穂美 / YUME 涙もろい人は、自宅で読みましょう! 作者は、この物語の主人公である3人の男の子のお母さんです。一番上のお兄ちゃんの視点と気持ちで物語は語られていくので、大変読みやすいです。3番目のお子さんの運動会のお話では、所属するクラスのお友達のアイデアに大変おどろきました。そうか、そういう方法もあるんだなぁって...続きを読む。大人が勉強になる本だと思いますが、この読みやすさならば、まずはぜひお子さんに。 Posted by ブクログ 障害児3兄弟と 父さんと母さんの 幸せな20年 佐々木志穂美 お母さんの語り口がおもしろおかしくて、ついつい笑って読んでしまう話。 でも次男くんの話でちょいちょい号泣。真ん中っ子ゆえの苦労というか…あるよね、そういうの。 最後は涙が止まりません。お母さん頑張ってるなぁと思う。いろんなことと戦いながら、毎日をちゃんと生きている。親子の日々の成長を、突然の変化を、...続きを読む絶妙な語り口で伝えてくれています。 私は自閉症の子とお話することが多いのですが、その時々で失敗したり反省したり、「今日は完璧!」という日がありません。 だから勉強しようと思って読んだ1冊でした。なんだか背中を押されたなぁ。 その子たちを「かわいい」と思う気持ちも、間違いじゃないんだと安心した。ホッとしました。 Posted by ブクログ 佐々木志穂美のレビューをもっと見る