日本の少子高齢社会のことを考えるとき、外国人労働者の問題は避けて通れない。
われわれがどういう未来を選択するかを考える際の重要な要素となる。
結論から言えば、受け入れるしか選択の余地はないので、あとはどうやってソフトランディングさせるかの段階に入っていると思う。
時代が変われば、社会や文化も変わ
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同じような文化や生活様式をいつまでも続けることはできない。
鎖国政策を取り続けていた徳川時代だって、はじめと終わりのころでは、文化や生活や意識だってずいぶん変わっている。
われわれの将来は、外国人がいたるところで働き、隣にも住んでいる、そういう社会になる。
その外国人とは、ヨーロッパやアメリカの白人ではなく、アジアからの人々だろう。
その将来とは、50年や100年先のことではなく、10年か20年後のことだと思う。
コンビニの店員が日本人だった時代から、アジア系の人々に代わるまで何年かかかっただろうか。
それぐらいのスピードで、まず介護分野の職員があっというまに外国人に代わる。
介護人材を技能実習生として認める制度が始めるのは、今年の11月からである。
社会や文化の変化の際には、衝突や摩擦が生じる。新たな問題が生じる。あたりまえのことである。そうやってこれまでにないものが生まれる。(ただしそれまでの独自の伝統を引き継ぎながら、そこに加わる新たな要素ととしてである)
そういうものだと覚悟しなければならない。
難民を取り巻く諸制度も、外国人労働者を含む移民受け入れという大きな枠組みが動く中で、変わっていくことになると思う。