作品一覧

  • 味覚三昧
    4.8
    懐石料理一筋。名代の包宰、故、辻嘉一が、日本中に足を運び、古今の文献を渉猟して美味真味を探究。二百余に及ぶ日本食文化と味を談じた必読の書。

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  • 料理心得帳
    4.0
    茶懐石「辻留」主人の食説法。ひらめきと勘、盛りつけのセンス、よい食器とは、昔の味と今の味、季節季節の献立と心得を盛り込んだ、百六題の料理嘉言帳。

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  • 料理のお手本
    -
    懐石料理六〇年余。料理修行の哀歓から、ダシの取り方、揚げ物の勘どころ、納豆に豆腐にお茶漬け、四季折々の旬ごよみ、食器入門、栄養と味と値段の三つを上手にかみ合わせた、家庭料理の食卓演出手引き。

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  • 味覚三昧

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    日本の豊かな四季がもたらす食の恵みを、おくゆかしい文体でつづる。料理や食材にとどまらない料理人の高い文化的レベルと知性を感じる一冊。読んでいて心が洗われます。

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    2014年06月01日
  • 味覚三昧

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    持っているのは中公文庫の30年くらい前の古い版。
    著名な料亭辻留を始めた辻嘉一の料理エッセイ集。
    一連の本はほぼ持っている。
    分量などはまったく書かれていないが、味付けは大変参考になります。読めば料理がうまくなること請け合い。
    料理は結婚するまで家で一度もしたことがなかったが、辻嘉一と湯木貞一(吉兆)と立原正秋に習った。
    ので、私の料理は微妙に家庭料理から外れている、らしい。

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    2010年09月05日
  • 味覚三昧

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    存命ならば103歳、1907年1月2日京都生まれの至高の料理人。1988年に81歳で昇天。

    包丁一筋、日本全国に古今東西にと真実の味を追求して六十余年、200種類あまりの食文化と美味を語りつくす名人芸に、何度でも耳を傾けます、不肖わたくし押しかけ女房ならぬ弟子ですから。

    もしかなうなら、いわゆる懐石料理というか和食の王道を行く師匠に、ひとつ無理難題を押し付けたいのですが、多分めちゃめちゃ見事にやってのけられると思うのですが、それは私がいま実践していることで、浅学未熟の私ですが、和洋中韓とさまざま学んできて行き着いた今、何かを作るために材料を買い集めレシピを参照するのではなくて、安価な材料を

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    2011年12月20日
  • 料理心得帳

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    茶懐石「辻留」二代目主人である著者が、料理にかんするさまざまな所感をつづったエッセイです。

    とくに前半には、俳句を織り込みながら「食」の歓びを語り、道元の「典座教訓」に言及しながら「道」としての料理のありかたを述べるなど、エッセイとしてすぐれた内容の文章が多く収録されています。著者の日本語の美しさも印象的です。

    ただ、わたくしにとって本書に書かれているような「食」との付き合い方は、やや高尚にすぎると感じてしまったのも事実です。有元葉子の料理にかんするエッセイを読んだときのように、そこで提唱されているライフ・スタイルにあこがれるというスタンスで読むことはできなかったのですが、あくまでエッセイ

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    2019年05月09日
  • 料理心得帳

    Posted by ブクログ

    食べることと食べてもらうこと。この決定的な違いのはざまで、両者に通じているのは、技巧に心奪われることなく心を込めて、1年心待ちにした味わいを大切にすること。そんな精神的な空間から、食を通じて、季節感や、作り手と食べ手の心のありよう、様々な気づきが共有される歓び。

    心を力説する中身は、目利き、下ごしらえ、味加減、器の選択など、こまかな手順の積み上げに心が表れることの意味であり、決して精神論ではない。むしろ、旬を、お茶濁しの常套句とせず、人工的な食を徹底的に拒絶しつつ、“1年心待ちにした”その季節のその瞬間にしかない食材から生み出す、という意思こそが、強い精神性として感受される。

    それは、これ

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    2010年07月26日

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