作品一覧

  • 最終戦争論
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    帝国陸軍の異端児と呼ばれた不世出の天才軍人・石原莞爾。 彼は、国防の危機から、次に起こる覇権を争う「決戦戦争」が「最終戦争」になり、戦争がなくなるであろうと予言。 すなわち、戦術の変化や破壊兵器などの創造・発達により戦争発達の極限に達するので、もはや敗者は一瞬にして壊滅し、その惨状にどこまでも堪え得る者が最後の勝者となり、否応なく「世界が一つになるだろう」と述べる。 さまざまな主義主張が入り乱れ、混迷する国際情勢を日々見聞すると、この「最終戦争」がいよいよ現実味を帯びてくるのではないか……。
  • 最終戦争論
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    1巻110円 (税込)
    【石原莞爾】(いしわらかんじ)日本の陸軍軍人。最終階級は陸軍中将。軍事思想家としても知られ「帝国陸軍の異端児」。「人類の闘争心は、人類のある限り恐らくなくならないであろう。闘争心は一面、文明発展の原動力である」東洋の王道主義と西洋の覇道主義の衝突は不可避だったのか。人類の歴史は持久戦争と決戦戦争を繰り返している。しかし決戦兵器の登場により最終戦争がおこると予言。それは核兵器のことなのか。「次に訪れる決戦戦争こそが、最終戦争である。この戦争をもって、世界が統一され、国家の対立がなくなり、戦争がなくなる」果たして人類の念願、平和な世の中が到来するのか。「新日本の進路」を収録。
  • 最終戦争論・戦争史大観
    無料あり
    4.0
    1巻0円 (税込)
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

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  • 新日本の進路 石原莞爾将軍の遺書
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
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  • 最終戦争論
    3.8
    まもなく国家殲滅型の最終戦争が起こり、その後に絶対平和が到来する。太平洋戦争前夜、戦史研究と日蓮信仰から生まれたこの特異な予見は、満州事変を主導し日本の運命を変えた。陸軍の異端児は何を語ろうとしたのか。

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  • 最終戦争論

    Posted by ブクログ

    日本の未来を見据えて、今を動かそうとする思考の勢いを強く感じられる。世界の情勢を深く分析し、日本国民性も隈無く考慮した戦略論。今の日本を考えるには、実はぴったりな作品なのかもしれない。

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    2013年11月18日
  • 最終戦争論

    Posted by ブクログ

    なぜ日本陸軍が満州を欲し、華北を欲し、東南アジアを欲したのかその始まりの理由がわかる。
    彼らはトーナメントが存在すると思い込み、かつその参加権を日本が手にするべきだと思っていたのだ。

    ひとつになった世界は科学による恐怖の支配が想定されている。
    とんでもなく早い航空機が跋扈し、大量殺戮兵器が睥睨する世界であろうと。
    それだけでは倫理も道徳も無い無機質な冷たい世界に感じる。
    そんな世界に天皇による御心が加われば、
    精神的にも科学技術的にも完成された世界統一が成し遂げられると思っていたのかもしれない。
    石原にとって日本によるトーナメント制覇こそ理想の完成だった。

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    2013年12月10日
  • 最終戦争論

    Posted by ブクログ

    1940年の講演がもととなっている本書であるが、戦前の日本人が将来をどのように予想していたか(どこまで予想できていたか)がわかる有益な書である。

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    2011年09月11日
  • 最終戦争論

    Posted by ブクログ

    メモ
    英国は第一次欧州戦争の勝利により、欧州諸国家の争覇戦に於ける全勝の名誉を獲得しました。しかしこの名誉を得たときが実は、おしまいであったのです。まあ、やれやれと思ったときは東洋の一角では日本が相当なものになってしまった。それから合衆国が新大陸に威張っている。もう今日は英帝国の領土は日本やアメリカの自己抑制のおかげで保持しているのです。英国自身の実力によって保持しているのではありません。(p.42)



    どうも、ぐうたらのような東亜のわれわれの組と、それから成金のようでキザだけれども若々しい米州、この二つが大体、決勝に残るのではないか。この両者が太平洋を挟んだ人類の最後の大決戦、極端な大戦

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    2009年10月25日
  • 最終戦争論

    Posted by ブクログ

    真の世界平和のためには、犠牲を厭わずそれこそ全力での戦争をしなければならない。そ、そんな…。もちろん賛成はしかねるけれど、完璧主義的に平和ってものを考えて、真摯に戦争の意義を考えるのであれば、こういう結論になるのかも。だからこそ戦争をしなくてはならない、になるか、だからこそ戦争はしてはならない、になるか。その部分だけが結局賛成しかねる部分なんだろう。いまの世の中の戦争ってのは、結局石原莞爾ほどの真剣味を持たずにやっている。だからこそ、なんだかもっと罪深い気さえする。

    気に入った部分の引用
    「皆さんの中にも、秀才と秀才でない人がありましょう。けれどもたいした違いではありません。ナポレオンの大成

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    2009年10月04日

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