ユーザーレビュー 罪深きシリア観光旅行 桐島滋 著者が現地で様々な立場の人と接している中で、今のシリアが抱えている問題の複雑さを垣間見ることができました シリアの美しい景観や人々の暮らしががこれ以上傷つけられないことを願うばかりです Posted by ブクログ 罪深きシリア観光旅行 桐島滋 私はシリアについてほとんど何も知らない。 それでも事情が分かるように、シリアの人たちの言葉や態度にどんな意味があるのか、どんな可能性があるのか、とても丁寧に書かれていた。 一見私たちの日常とそんなに変わらない部分もあれば、読んでいるだけで辛くなる現実があり、そしてこの本には書けない、書き尽くせない、...続きを読む残酷な出来事がたくさんあるのがわかる。 平和に暮らせる世界を実現するには複雑すぎて、先が見えなくて、苦しい。 Posted by ブクログ 罪深きシリア観光旅行 桐島滋 知らない世界、、常に監視を意識して生活しなくてはいけない この日本に生まれてよかった。奇跡だよなぁ。 Posted by ブクログ 罪深きシリア観光旅行 桐島滋 駅前の書店で気になって手に取りました。 たぶんネットでは出会えなかったと思うので、 書店でたまたま目に入ったことに感謝です。 シリアの町を巡る10日間の”観光旅行”。 情勢が不安定な土地を報道の人が取材するときは、 防弾チョッキを付けていたり、 政府軍が護衛についたりしているイメージでしたが、 ...続きを読むシリアを旅する著者にはガイドがついているだけ。 周りにいる誰かが監視していたり、 工作員だったりするかもしれないし、 何が起こるかわからないという、 変な緊張感が伝わってきました。 その中で撮影してくれていた写真がカラーで見れて良かったです。 文字も大切ですけど、やっぱり写真の力もすごいですね。 著者が訪れた廃墟。死と化した町。 色もなく無言で佇む壊れた家屋に 圧倒的な印象を持ちました。 話して良いこととダメなこと。 聞いて良いこととダメなこと。 恐怖や力で支配、統治する。 最後の章では、 シリアから出たシリア人の話、 刑務所で拷問を受けた出所者へのインタビューが掲載されています。 読んでいて胸が痛くて苦しくなる話もありました。 この時代に残虐な出来事が世界で起こっていて、 人種や命を「安い」と言うような世界。 そこで生きてる人たちの言葉。 せめて知ろうとする気持ちだけは持っていたいと思いました。 Posted by ブクログ 桐島滋のレビューをもっと見る