この本を読み終わってYahooニュースを見ると
「教員不足が悪化」教育委の4割超 - Yahoo!ニュース
全国の公立小中高校などで欠員が生じる「教員不足」について、2023年4月の始業日時点と前年同期を比較した結果、「悪化した」と回答した教育委員会の割合が4割超に上ることが、文部科学省の調査で
...続きを読むわかった
news.yahoo.co.jp
という記事。
深刻なようだ。
そもそも非正規の教員なんて私が小学生のころ、50年前はなかった。
もっとも担任が産休だか病欠だかで、用務員のおじいさん?のような人が担任に
なり、不遇な小学5年生を送った経験は持っている。
それ以来公立学校の先生の当たりはずれが嫌になった。
自身中学から私立で、娘二人もそうしてしまった。
悪い先生に巡り合わない確率的にはそれがいい選択とは思う。
しかし最近の世襲議員のほとんどが都内の中高一貫校や慶應卒なのを見て、
同質性の良しあしも感じるところではある。
が、この本はそんなことは言ってられない状況。
少子化を先回りして小泉政権で自治体の裁量が増えたのはいいが結果予算が減り、
教員の採用状況が変わったと、、、正規1人より非正規2人、、、
しかも残業働かせ放題の仕組みもあり、教員の成りてがどんどん減る。
結果先生は過重労働になり倒れる、産休もある。欠員が出る、悪循環。
犠牲になるのは子供たち。
生後6か月の孫がいるが、6年後、12年後が今から心配になる。
娘夫婦が考えればいいことではあるが、文科省を信用できない思いはさらにつのる。
どうしたものか、、、
第一章 教員不足の「穴」の広がり
無風の一面トップ記事
自習どころか中間テストもできない
「なぜわざわざこんなことを調べるのか」
教員予備軍不足=鯉の減った池
教員不足が一〇年でまるで違う次元に
なんと四%の学校で教員不足
ついに文科省調査実施、だが......
それでも不十分な盛り上がり
見えぬ展望
第二章 先生不在の学校現場
「うちらは捨てられてる」
お兄さんが来たが
英語、英語、英語
「このなかに教員免許をお持ちの方はいらっしゃいませんか」
「教育委員会が探しても、いないって言うんですよ」
教務主任と担任を一人で受け持つ
集中する負担と「連鎖休職」
専門外の教科を教える苦しみ
実験猛特訓したけれど
妊娠を喜べない
「保水力」を失った学校
第三章 先生が足りない理由
文科省調査が示す「要因」
教員のなり手減の実情
教員不足の四段階
そもそも正規教員が足りていなかった
非正規教員への依存体質
規制緩和で抑制された正規教員
「改革」の陰で起きていたこと
学生たちの教職離れ
魅力の発信では響かない
見えにくい展望、背後の長時間労働
第四章 教員不足から脱却できるのか
教員不足の行き着く先は
文科省も教委も動いてはいるが
「教員不足」とは
正規教員と非正規教員の「密接な関係」
データがカギ
なんのための調査か、設計からの再考
教員政策の検証を
研究者たちからあげられる提言
オープンな議論を
教員の働き方改革に「非正規」は入っていたのか
子どもへもたらす影響という大問題
公教育が崩壊しつつある