面白かった〜!
表紙イラストも文章の書き方も内容も全てがすとん、と自分に入ってきて、お気に入り決定!
今までなんとなく美術館や博物館って面白いな、と思っていたところにこの本を発見。
企画展の題材の選び方、作品の輸送、交渉…学芸員って本当に多岐にわたる仕事をされているんだなぁ。
特に輸送とともに全国
...続きを読むへ飛び回るとあってびっくり!学芸員自身も現地に行くのは考えれば当然かもしれないけど、想像もしていなかった。
作品の安全性と鑑賞しやすさをしっかり考える職業だからこその大変さは計り知れない。
『アートという壮大な無駄があるから人生は豊かになる』
『人間らしく生きるためにも無駄はかかせない』
音楽しかり、読書しかり、趣味に関わること全般に言えることだが、その体験をすることでなんのために生きているのかを改めて考えるきっかけになる。豊かな人生ってなんだろう?を忘れることのない毎日を送りたいものだ。
個人的に特に印象に残ったのは、解説パネルの説明。言葉で説明できないからこそアートにする…確かにその通りだ。言葉で全て表せるとしたらアートの意味が無い。しかしアートを見ても、知識がないと読み取れない人もいる(自分も含めて)。解説パネルに頼り切りではなく、自分自身の感性も磨いていきたい。