ユーザーレビュー 世界リスク社会論 ──テロ、戦争、自然破壊 ウルリッヒ・ベック / 島村賢一 「困窮は階級的であるが、スモッグは民主的である。」 すべての人間がアメリカ人になれば、アメリカ人は世界で平和に暮らせる。 グリーンピースは無力を演じ、注目を集める。 Posted by ブクログ 世界リスク社会論 ──テロ、戦争、自然破壊 ウルリッヒ・ベック / 島村賢一 リスク管理できない<危険>のグローバル化が引き起こすことについて。 危険(テロ、環境問題など)はいつどこにいても振りかかるものだから、国民国家という枠組みにこだわっていては防いだり対向したりできないし、そもそもそういった概念では捉えられないものになっているので、危険について考えるなら、ともかく国民...続きを読む国家という概念や戦争モデルを捨てて、グローバル化した世界(というか地球)を前提に新しい概念とモデルを考えないといけませんね、という話。 内容の検討は専門家に譲るが、理解はしやすかった。現実的な状況の変化と、概念を刷新する必要との関連がよくわかる。 ※癖のある文章構造をしていて、最初手間取った。頭の方から理解しようとしないで、分からないところがあっても読み進めてしまって、最後にわからなかった辺りにもどるのがオススメ。 Posted by ブクログ 世界リスク社会論 ──テロ、戦争、自然破壊 ウルリッヒ・ベック / 島村賢一 講演記録がベースとなっているからであろうか、正確な意味がよくわからない言葉がいきなり出てきたり、論理を追うことができなかったりして読みにくい。 Posted by ブクログ 世界リスク社会論 ──テロ、戦争、自然破壊 ウルリッヒ・ベック / 島村賢一 本書は社会学の初学者にとって難しいと感じた。はじめに訳者解説にて、全体をわかりやすく要約されているため、そこから読み始めると理解し易いかもしれない。社会学における理論系の本を初めて体験することができた。 Posted by ブクログ 世界リスク社会論 ──テロ、戦争、自然破壊 ウルリッヒ・ベック / 島村賢一 ドイツの社会学者ウルリッヒ・ベック による社会リスク論。 著者によると、世界リスク社会とは、 本来、予見可能且つ制御可能なリスク が、従来の国民国家の枠を超えて世界 規模で広がり、グローバルなリスクと なってしまうことであり、具体的には ①環境破壊、②金融危機、③テロの 3つの次元に区分されるとい...続きを読むう。 この対応のためには、アメリカが9.11 後、覇権主義を強め、結局挫折した "一ヶ国主義"ではなく、国家を超えた 国家間協力で秩序を維持するべきと 主張している。 やや難解だったが、訳者解説が充実 していたため、それをヒントに読破。 Posted by ブクログ ウルリッヒ・ベックのレビューをもっと見る