ユーザーレビュー 暗闇の効用 ヨハン・エクレフ / 永盛鷹司 光害(ひかりがい)を論じた本に見えるのだが、実は地球誕生から人類の日々の営みを考えさせられるとてもよい本だった。 海中の生物は過度な光で生態系が崩れているという事例が提示される。それは人間が起こしたことであり、かつ生態系の変化は人間にもやがて影響を及ぼす。 著者はスウェーデンの生物学者。北欧は特に...続きを読む光に当たる期間が短くなりがちなのでこういう感性が育まれるのだろうか、と感じた。 暗闇は光の母ーー帯に書いてある谷川俊太郎の言葉がジワリとくる。 Posted by ブクログ 暗闇の効用 ヨハン・エクレフ / 永盛鷹司 光害(ひかりがい)という言葉を御存知だろうか。現代社会ではLEDの広がり等に伴い、暗闇がなくなっている。それが、生態系など自然界にも深刻な影響を与えつつある。 著者は、谷崎の陰翳礼讃を取り上げながら、暗闇の大切さを訴えている。 Posted by ブクログ 暗闇の効用 ヨハン・エクレフ / 永盛鷹司 光害について書かれた本です。一般的に暗闇は悪いものと思われがちですが、本書ではその必要性、効用についても書かれています。 生態系に与える影響も大きく、人類が快適に暮らすためにも、環境問題とともに考えていくべきか問題であると感じました。 Posted by ブクログ 永盛鷹司のレビューをもっと見る