キム・スタンリー・ロビンスンの作品一覧

「キム・スタンリー・ロビンスン」の「未来省(The Ministry for the Future)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 未来省(The Ministry for the Future)
    3.5
    1巻3,135円 (税込)
    人類vs気候変動 闘いの30年未来記 2025年、インドを未曾有の大熱波が襲い、2000万人の犠牲者を出す。 喫緊の課題である気候変動に取り組むため国連に組織された、通称「未来省」のトップに就任したメアリー・マーフィー。 つぎつぎと起こる地球温暖化の深刻な事態に対し、地球工学(ジオエンジニアリング)、自然環境対策、デジタル通貨、経済政策、政治交渉……ありとあらゆる技術、政策を総動員。人類の存亡をかけ果敢に立ち向かっていく。 〈火星三部作〉のキム・スタンリー・ロビンスンが描く、現代から2050年代までの気候危機をめぐる近未来SF小説。

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  • 未来省(The Ministry for the Future)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    話が盛り上がるわけではないけど、いろんなこと考えるきっかけになるし地球温暖化を実際止めるためのアイディアとして興味深いのがいっぱいある。
    氷河のくだりとか硫化硫黄の散布とか、どの程度可能性があるのか?面白そうなので参考論文つけてほしい。
    私はこのあたりの分野に詳しい方なので困らなかったけれど、これを解説無しで出すの?というような専門的な単語がいくつもあった。生息回廊とか何度も出てくるけどほとんど説明なかったと思う。ブロックチェーンについてはもっと深く調べてみようという気になった。
    文章としてはかなり読みにくい。語り手が誰かはっきりしないし、抽象的な話も多い。言い回しがところどころ読み物として不

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    2024年04月09日
  • 未来省(The Ministry for the Future)

    Posted by ブクログ

    気候変動をテーマとしたかなりの広範囲の教養をもとめられるSF. 最初に坂村健の解説を読むといいかもしれない。自分はサイエンスも経済学もすこしかじっていたのでなんとかついて行けたが、ここらへんがわからないと躓く可能性が十分にある。心して楽しんでほしい。

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    2023年12月24日
  • 未来省(The Ministry for the Future)

    Posted by ブクログ

    何故、「環境省」ではなく「未来省」なのか?人間活動の制約=生存の基本、が地球環境空間であり、ここでしか生きていけないから。「生存」のためのプライオリティ付き政策集。世界中の政治家や政策担当者のための。ジオエンジニアリングから経済社会システム論まで。SFでありつつ後者に重点。斎藤幸平さんの著作を思い出します。金融資本主義から環境制約のためのコモンズとか。意識改革、勉強にはなるが、だいぶ冗長。文章は読みやすいけど、読み続けるのは正直しんどかった。とにかく、物理的に重い!

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    2024年02月15日
  • 未来省(The Ministry for the Future)

    Posted by ブクログ

    やっと読み終わった。
    正直な感想。

    後書きの、坂村健先生が、邦訳されてないので是非にと持ち込んだ企画らしい。
    温暖化を中心とする環境問題に正面から切り込んでおり、海外では世界の名だたる面々が絶賛しているのだと。

    初っ端、インドの熱波で、数えきれないほどの人が死ぬ。
    そこで世界を環境悪化の地獄への道一直線から救おうとするのが、未来省だ。

    勧善懲悪でなく、善悪で切り分けられるものでなく、リアルな世界をシミュレートしながら、話は「展開」する。

    坂村先生も後書きで、欠点?はある、と言うように、リアルと言いながら美味しいところどりだし、明らかに一定の思想と国がお好きなのね、見えるところはある。

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    2024年01月12日

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