ユーザーレビュー 君が死にたかった日に、僕は君を買うことにした 成東志樹 夜間工事現場でバイトをしている坂田の前に 「買わせてくれない? 君の時間を、月20万円で」 と現れ告げた少年西川。 親もなく金もない坂田に断る事を選ぶことは出来ず…。 こんなに「愛とは?」を考えさせられ切なくなった作品は数える程しか読んだ事がないです。 坂田の境遇とあまりにも違い過ぎる西川への複雑...続きを読むな思い。 西川の坂田への執着。 契約を結び「友達」になって欲しいという西川の本当の理由と真実に涙が止まりませんでした。 2人で海辺で過ごすシーン、2度ありますが2度目はもう切なくて。 西川が坂田に手渡した「愛」は永遠に変わらないと。 あとがきの先生の言葉、私も共に探します。 Posted by ブクログ 君が死にたかった日に、僕は君を買うことにした 成東志樹 泣いた いつのまにか泣かされていた 少しずつ、“さっちゃん”の心に血が通っていって、愛を受け止められるところにたどり着けてよかった “香月”の渡したものが愛になってよかった 死、はひとつの別れだけれど、亡くなった人が全て消えてしまうわけではない 著者は大きな喪失を味わって、そこから進んだひとなのか...続きを読むな、とも思った 筆を折る覚悟の中、書かれた話だとあとがきにあって、受賞してこの作品が世に出てよかった ミニシアターの映画を見ているような、ひっそりとしてるけれど、心に残るお話だった Posted by ブクログ 君が死にたかった日に、僕は君を買うことにした 成東志樹 父が蒸発し、母が死んで独りになった男子高校生が、金持ち男子高校生に買われる話。 とまとめると、とんでもライフが始まりそうだけども実際は「愛」の話。 愛は受けとる側が愛と認識しなければ、どんなに渡しても染み渡ることはない。 恋愛とか親愛とか友愛とか色々な愛が、色々な形で出てきます。 でも、どの愛も根...続きを読む本は一緒なのかな。 金持ち男子高校生の秘密が明かされてからの展開には思わず涙。 Posted by ブクログ 君が死にたかった日に、僕は君を買うことにした 成東志樹 スターツ文庫などで今流行りの悲恋小説のBL版。 ポエムのような文章。 あとがきに「すべてを間違えた西川にとって」とあるけど、時間がなく、同性で、しかもいろいろと辛酸を舐めている相手ならば、あながち間違いでもないような…。 愛とは何か。感じ方はやっぱり人それぞれだな。 友人が妹と幸せそうでよかった。 Posted by ブクログ 成東志樹のレビューをもっと見る