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  • 特攻服少女と1825日
    3.5
    辻村深月さんほか各界の著名人が絶賛! 選考委員が大絶賛して受賞に至った第29回小学館ノンフィクション大賞受賞作。 ◎辻村深月氏  この著者でしか語り得ない当時の日々と、登場する少女たちが非常に魅力的。無視できない熱量を感じた ◎星野博美氏 一生懸命全力で怒り、楽して生きようとは露ほども思わず、落とし前は自分でつける彼女たちのまっとうさが愛おしくなった。これぞ、生きた歴史の証。多くの読者と共有したい作品だ ◎白石和彌氏  出てくる少女たちがみんないい。編集長として立ち上げた雑誌が次第に筆者の思惑とは別に少女たちの集まる場所になっていく過程も面白かった ほかにも、 ◎ラランド・ニシダ氏 一時代の一瞬の熱狂の生き証人。比嘉さんが書き残したことでレディースの女たちが、令和の今に生き生きと蘇ってきた ◎麻布競馬場氏 正しい場所ではなかったに違いない。でもそこで少女たちがグロテスクなほどに輝いていたという事実の重さから、僕は目を背けることができない ◎瀧川鯉斗氏 “暴走族のルール”がここまで繊細に描かれていることに脱帽した と各界からも感動の声が続出している話題の1冊です!
  • 特攻服少女と1825日

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    <目次>
    プロローグ
    第1章  破門された4代目総長
    第2章  『ティーンズロード』は偶然から生まれた
    第3章  日本一のレディース「女連」と初代会長のぶこ
    第4章  悪書問題とSTOP!ザ・シンナー
    第5章  トラブル、ハプニング、忘れられないあの夜
    第6章  レディースの歴史フケ顔から”可愛い”へ
    第7章  みんな居場所が欲しかった
    第8章  3大総長終結新年号と終焉の時
    第9章  すえことの再会
    エピローグ

    <内容>
    1980年代後半から90年代前半、暴走族がブームとなり、地方に“ヤンキー”が跋扈していた。そうした人たちを扱う雑誌も生まれた中、女子暴走族“レディース”に特化した雑

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    2024年01月17日
  • 特攻服少女と1825日

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    読書の醍醐味は自分の知らなかった世界を垣間見ることができること。この本はそのことを改めて思わせてくれた。青少年期にグレるという体験をしなかった自身でも「ティーンズロード」という雑誌があったことぐらいは記憶にあったが、その生態に触れるにつれ、居場所のない少年少女の居場所であったことがわかる。レディースでもスケ連でも名前は何でもいいが、結局自分の居場所になり、存在意義を確かめることができ、承認欲求を満たす場を求めることは、少年少女万国共通の専売特許なのだと納得。面白く拝読させていただいた。

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    2023年11月20日
  • 特攻服少女と1825日

    Posted by ブクログ

    ヤンキー的な考え方や生き方は全く理解出来ないし、側から見れば迷惑な存在としか思えないけれど、それでも今の迷惑系Youtuberとかトー横キッズとかに比べればまだ健全で人間味が感じられた。何より可愛げがある。怖い先輩の目を盗んでピースするとか最高。

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    2023年09月13日
  • 特攻服少女と1825日

    Posted by ブクログ

    今と違い、スマホもメアドもなく、疎遠になる。
    多感な10代。居場所が必要。
    レディースって可愛い子が多かったな。年齢がバレる。
    人間力の大きさ、涙が出てきた。

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    2023年09月10日
  • 特攻服少女と1825日

    Posted by ブクログ

    不器用すぎるほど不器用だけど、ただただ懸命だったんだな・・・と。まあ、非力で小心者である私は、本書で登場するようなレディース/ヤンキー/暴走族・・・といった方々とできるだけ関わりを持ちたくないわけだが、彼女たちが抱えていたものは、必ずしも自分と無縁ではないと思わされたし、その懸命さが眩しくもあった。本書に登場するじゅんこさんやすえこさんの現在はほんと尊敬する。

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    2024年02月25日

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