作者さんがお知り合いでも商業本はありのままに感想を書くよ!
同人誌版のときから、とてもしっかりつくられた世界観で好きなお話だった。商業で売っててもいいのにな~って思っていたら本当に商業出版になった! すごい。
加筆修正が加えられてボリュームが四割ほど増になったという。同人誌版は発行当初に読んだの
...続きを読むで大筋くらいしかちゃんと記憶できておらず、細かい差違は分からないのだけど、荒魂の描写が増えてる……? かな?
シリアスさがぐっと増して、感情移入しやすくなったと思う。(勘違いだったら申し訳ないので後でちゃんと確認します)
商業版を読んで、長さの割にネームドキャラクターはけっこう少ないんだけど、名前の出てこない街の人々や名前はあるけど端役っぽい人たち(失礼)の言動がいきいきとしているのがいいなと思った。
あえて気になった点を言うなら、回想というか、過去の台詞の反復が少し多かったかな。
ただ本の読み方によっては、ありがたく感じるときもあるだろうと思う。
自分で好きなように生きることと、流されず自分で考えて生きることはつねに表裏一体だ。
自由には責任が伴うというよく言われるアレだけど、そこに辿り着くまでにまず自分をちゃんと受け入れてこそ。
続きはどんなお話になるんだろう。これを書いている時点では同人版の執筆が進んでいるようなので、楽しみにしています。