リディア・デイヴィスの作品一覧

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作品一覧

2023/06/09更新

ユーザーレビュー

  • サミュエル・ジョンソンが怒っている
    一行で終わる小説を含む、ブラックジョークと妄想力に溢れた短篇集。


    小川洋子の『原稿零枚日記』みたいな小説を読みたくて、久しぶりにリディア・デイヴィスを手に取った。『原稿零枚日記』は根暗の奇行と妄想が炸裂して岸本佐知子のエッセイを思わせるのだが、岸本さんの訳業のなかでも特に岸本エッセイに近しい世界...続きを読む
  • 話の終わり
    その女だけがもつ体のパーツの一つひとつが、それが愛する女のものであれば、彼にとってはかけがえのないものになった。持ち主にとってよりも大切なものだった。
  • ほとんど記憶のない女
    狐に摘まれたようなとはこの読後感にピッタリの感想だろう。物語があるわけではないが、作品ごとに読者である私が受け取り紡ぐ、あるいは想起される出来事が不思議と湧き起こる。ここまで読者に意図的に委ねられている小説は初めて出会ったと思う。

    特に今の自分に印象深いのは、「肉と夫」の夫への諦観と突き放し、「私...続きを読む
  • 話の終わり
    トゥーサンが好きなら好き、と誰かが書いていたが本当にそう。奇妙で大好き。
    全ての失恋した人に渡したいし、彼女のような目線で世界をみたい。というか、この本を読むと主人公の目線で世界をみている。本のインパクトの強さよ。
  • ほとんど記憶のない女
    なんとかっこよく、へんてこで、小気味がよいのか。
    世界の切り取り方、唐突な出だし、とてもいい。
    一番好きなのは、フーコーとエンピツでした。

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