作品一覧
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ユダヤ人として戦争の世紀に生まれ落ち、現実に向かって“なぜ?”と問いつづける少女ハンナ。『全体主義の起原』『活動的生』を著した不世出の政治哲学者の生涯を繊細に、大胆に、描ききる名作グラフィックノベル。〈これから語られるのは、ハンナ・アーレントという人物の生涯についての物語である。別の時代の、失われた世界の、失われた国に生まれ落ちた亡命哲学者。その名前を聞いたことがある人もいるかもしれない。最後に残る(そして最初からある)疑問。なぜこの人物は、おそらく20世紀の最も偉大な哲学者は、哲学を捨てたのだろうか?それにもかかわらず、なぜ彼女の思考は、人類が前に進むための生きた道筋を示してくれるのだろうか?〉
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
漫画というか、グラフィックノヴェルというかでたどるアーレントの物語。
入門書とかでよく「人と思想」みたいなものがあるけど、これはほぼ「人」にフォーカスしたもの。
代表作といえる「全体主義の起源」「人間の条件」の説明もほぼない。それを書くにあたってのアーレントの人としての思考のありようについての物語です。
そもそも本の半分以上はアーレントの著作活動が本格化するまえ、つまり早熟な幼少時代、大学でのハイデガーとの出会い、ナチスの政権掌握にともなうパリへの亡命、ナチスのフランス占領にともなうアメリカへの亡命、その期間における戦後に有名になる思想家、芸術家、活動家との出会いが描かれている。
アー -
Posted by ブクログ
アーレントの伝記風マンガ。伝記「風」なのは、ところどころ著者による架空のエピソードが挿入されているから。おかげでどれが史実でどれがフィクションなのか判然としない。とくにアーレントが亡命中のパリで救おうとした印象的なルーマニア人孤児のナターリエ・ファルカスはおそらく著者の創作、と知ったときはちょっと拍子抜け。
雑な落書きみたいな絵も最初はなじめなかったけど、暗い時代と人生をむしろよく描けているのかも、と途中から好印象。煙草とともに物思いに耽る表紙のアーレントもよい。ハイデガーの下衆な感じはハイライトのひとつ。
■まとめ
Q1. 「三つの逃亡」とは?
A1. ①ベルリンからパリへの逃亡、②パ