競争倍率1000倍の狭き門であるアナウンサー試験に受かった著者。アナウンサーに「選ばれた」彼女の取り入れる自己アピール法は【共感ストーリー】を盛り込むこと。人の感情を動かす共感ストーリーのある自己紹介の作り方を具体的に紹介してくれている本です。
共感ストーリーを作るステップ
◆感情グラフを作成し、
...続きを読む不快な感情に着目し共感ストーリーを組み立てる
◆6つの質問から語る要素を組み立てる
◆聴いてもらいたい相手とゴールを設定
著者が添削したビフォーアフターのスピーチや自己紹介文が紹介されていて、実践的でとてもわかりやすかったです。ありがちな文章が、共感を呼ぶ文章に変身していました。
ほかにも文章を作るにあたって意識すると良いコツや、スピーチを話すときの笑顔の見せ方なども紹介されていて、勉強になりました。
話の聴き方も紹介されていましたが、これはおまけ程度の内容でした。
◆自分の実績より相手の実績を数字にすると聴き手のメリットが明確になる
「受講者の90%以上が満足していると回答しています」
→「営業職98%の受講者が『営業トークで売り上げが上がったと実感している』とかご報告しています」
◆話をして文末まで言い終えたら、ニコッと歯を出した笑顔を見せる
若干、敬語謙譲語の使い方に違和感を感じました。(クライアントが主語なのに「致しました」を使うなど)著者がプロのアナウンサーなので、そこはきちんとチェックしてほしかったです。