作品一覧
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ原題『THE PLOT』。
悩める作家の話。
『二流小説家』や『ハリー・クバート事件』を彷彿とさせる。
リプリー大学の短期集中型修了課程の創作講座の講師にあるジェイコブ・フィンチ・ボナー。
天啓を受けたかのように書き上げた第一長編『脅威の発明』こそ、ニューヨークブックレビューに注目の一冊として取り上げられ世間の目を集めたものの、2作目以降は鳴かず飛ばずで作家生命は今や虫の息。
ある年の講座でやたらと不遜な態度で「俺にはプロットがある」、「プロットさえあればどんな文章でも売れる」と豪語する男を教えることになる。
どうにも手を焼く男だったが、駆け引きの末そのプロットを聞き出すと、まさに衝撃もので -
Posted by ブクログ
落ちぶれた作家がある学生のプロット
を聞き、その内容に成功の鍵を見つける。
それが後々作家の精神を蝕んでいく事に
なる。
題名の通りこれは盗作をした作家の細やかな
心理描写と前半の過去の栄光に縋り
スランプに陥って人生を無意味な物として
過ごしている人生、その後盗作小説で
有名作家として成功した人生を謳歌する
主人公。
愛する人との出会いそして結婚、全てが
嘘のように順調に進んでいたが
ある時不穏なメッセージが届く、そこから
歯車が崩れて行き真実に近づく様は
全て解決すると思われた。
色々散りばめられた謎は最後に一つの人物
に行き付きガラスの様な幸せも
スープと嘘で固められたプロットに‼︎