常々、GUなどに行く度に安いお洋服がどのように作られてるのか気になっていた。
「990円ジーンズは、さすがにこの値段だから、縫製も自動化されてるんだろう…」となんとなく考えていたが、甘かった。
裁断は機械らしいけど、縫製は人がミシンで縫っていた。
しかも想像以上の低賃金の過酷な労働環境下で。
私も
...続きを読む小市民なので良いものを安く買いたい。
安く買えたらありがたい。
でも、価格が安いのには理由がある。
適正な価格で売られてないものにはどこかで誰かが無理をしている。
それが他国の人々の暮らしの犠牲なのだとしたら、それは嫌だと思う。
著者も本著の中で書いていたけど、自分のことしか考えない態度や、目先の利益だけを追い求める性急さは巡り巡って自分に返ってくると思う。
経済の歪みや地球環境の異変となって。
だから私はなるべく適正な価格で買いたいと思う。
適正な価格で売られているものを選びたいと思う。
改めてそう感じさせられた一冊だった。
あと多国籍企業についてや、バングラデシュという国の成り立ちや歴史の勉強にもなった。経済や国際社会の用語解説も親切なので、小学生くらいから読めると思う。