作品一覧

  • 市民的抵抗:非暴力が社会を変える
    5.0
    1巻2,772円 (税込)
    革命をもたらす3.5%の力 「ある国の人口の3.5%が非暴力で立ち上がれば、社会は変わる」。 この「3.5%ルール」で一躍有名になったのが本書の著者で、ハーバード大学ケネディ行政大学院教授のエリカ・チェノウェスだ。 本書は、この「3.5%ルール」をはじめ、市民的抵抗の歴史とその可能性を探る試みである。どこか弱々しく、悲壮なイメージがつきまとう非暴力抵抗だが、実証的にアプローチしてみると、その印象は一変する。 過去120年間に発生した627の革命運動の成功率を見てみよう。暴力革命と非暴力革命とではどちらが成功したのだろうか? 1900年から2019年の間、非暴力革命は50%以上が成功した一方で、暴力革命はわずか26%の成功にとどまる。 これは驚くべき数字である。なぜなら、暴力行為は強力で効果的であるのに対して、非暴力は弱々しく効果も乏しいという一般的な見方を覆す数字だからだ。 他方、この10年で非暴力抵抗の成功率は下落傾向にある。「スマートな独裁」とともに、運動がデモや抗議に過度に依存していることが背景にある。 社会を変革するための新たな方法論の本邦初訳。
  • 市民的抵抗:非暴力が社会を変える

    Posted by ブクログ

    日本にいると体感では分からないが、今も世界は(物理的な)暴力で満ち溢れているが、それでも(物理的、構造的かつ社会的)暴力を減らすには非暴力を貫き通すということの重要性が分かる一冊。
    斎藤幸平『人新世の『資本論』』で3.5%論が取り上げられたのでこの数字だけが一人歩きしている感も否めないので、是非、
    『人新世〜』を読まれた方、
    日本から社会運動を盛り上げたい、社会をなんとかしたい、と思う方には読んでほしい。

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    2023年07月02日

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