使えそうな補助金を絞り込んで、取得までのステップをこれ以上なく丁寧かつ詳細に解説してくれている。
重要なポイントとして、まず「補助金は売り上げ増が目的」であること。
助成金は「環境改善」が目的なのに対し、補助金は「売上増加」が目的になる。
なので、補助金を受けることでどのように売上が上がるのか
...続きを読むの見込みを詳細に伝えなければならないし、補助金を受けた場合とそうでない場合を実際に並行して事業として実施し、その結果を報告しなければならない。
また補助金は後払いなわけだが、受給し後もまた数年に亘って報告が必要になる。
社会情勢や自分の健康や災害などによる環境の変化ということを考慮すると当然数年後のことなど予測が立たないが、そういったイレギュラーを除いた、ノーマルな環境における未来像を描けばよいのだろう。
3年後、5年後まで同じ自治体で同じ事業を続けなければならないことを前提とするのは柔軟さに欠けるなと率直に感じた。
IT環境が充実し世の中のどんどん流動的になってきている昨今、同じ土地、同じ事業に縛られるのはデメリットでしかない。
とはいえ、こういった公的な制度というものは実情はどうあれ、方針と意志が揃っていることが重要だと考えているので、「(事業開始の)現時点では」という括弧書きを内実として心にしまっておく形にはなることが多そうだ。