タイトルを見て、おやっと思った。ブランドの表現のひとつであるタグラインは、経営戦略とマーケティング戦略の間にあるモノで、そこから経営することは難しいのではないかと。でも、本書を読むと、タグラインはマーケティングと経営の中心にあるものだとわかる。面白かったのは、一部上場企業でタグラインのあるなしで、企
...続きを読む業の成長に差異があるかどうか調べた調査。後書きにもあるように大変だったと思う。でもその結果は興味深いものだった。
事例も多く、タグライン開発の参考になる。
最後の章で、具体的なブランドアイデンティティの制定の方法についての説明がある。アーカーさんの娘の調査は、WPPのBrand Asset Valuator にしているし、その後のFunctional BenefitからEmotional Benefitにつなげるやり方などは、LandorやY&Rの手法と似ていると思う。