作品一覧

  • ヒロシマをのこす 平和記念資料館をつくった人・長岡省吾

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    広島の人も今では話題にも出てこない「長岡省吾」。原爆の遺物を集め平和記念資料館の必要性を訴え、初代館長となりその後も市長に継続を訴えてきた男性である。
    1955年8月の平和記念資料館開館の翌年1956年5月には原子力平和利用博覧会が資料館で開催され、1958年9月にも広島復興大博覧会開催時に、資料館は原子力平和利用促進のため、「原子力科学館」と被爆資料と混在した施設となった。その後もその状態は続き、撤去されたは9年後であった。
    1960年8月には浜井市長が記者会見で資料館を美術館に転用したいとの発言。これにも猛反発した長岡省吾。
    こうしたある男性のお陰で、今日の平和記念資料館が本来の目的達成の

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    2023年09月02日
  • ヒロシマをのこす 平和記念資料館をつくった人・長岡省吾

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    広島で生まれ育っても、この長岡省吾さんの名前はこの本を通じて初めて聞いた。
    平和記念資料館、改めて行きたいと思った。

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    2020年07月26日
  • ヒロシマをのこす 平和記念資料館をつくった人・長岡省吾

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    広島に行く前に読みたかった!
    タイトルにあるように、長岡省吾さんがどうやって広島平和記念資料館をつくったかを記した本で、ノンフィクションです。
    立ち上げに尽力したどころか、この人がいなかったらこの施設なかったんじゃないか、というくらいの人物でした。
    長岡省吾さんは、原爆が投下された当日は、別の場所にいたので助かったけど、次の日には被爆地に行っています。
    そこで地獄のような惨状を目の当たりにし、この事実を残さねばという一心で、被爆した石などを拾い集めたことから始まっています。
    次の日には現場にいたので、長岡省吾さんも被爆したそうです。原爆症に苦しみながらも、この現実をより多くの人々や世界に広めな

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    2020年07月12日
  • ヒロシマをのこす 平和記念資料館をつくった人・長岡省吾

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    あまり知られていない人の伝記に興味がある。知られていないということは、売りにくいわけで、それでも本になったのは、何らかの理由があるから。著者が被伝者に思い入れがある程、面白くなる。
    この本は児童書なので、フリガナがあり、構成も親切だが、文章自体は特に子ども向けという訳でもない。章の終わりに注釈があるが、通常の説明以外に、「嘱託」「孤高」「喧伝」など語釈まで入っている。
    長岡省吾という人物が広島では有名で、全国的には知られていないのかと思いきや、広島でも知られていないようで、彼がいたからできた平和記念資料館のどこにも(案内パンフレットにすら)その名前がないというのはショックだ。ただヒロシマの惨

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    2020年07月21日
  • 憎しみを乗り越えて ヒロシマを語り継ぐ近藤紘子

    Posted by ブクログ

    原爆を落としたパイロットの苦しみ、原爆乙女のアメリカでの治療など知らなかった事が多く記載されている。当事者が人を憎まず戦争を憎む心境になるにはどれだけの葛藤が必要だろうか。

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    2020年03月02日

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