安定のASIOSの検証本。今回も面白い!
科学的・歴史的・論理的に明らかに誤りがあるものは検証で一刀両断するものの、
主にWeb上(2ちゃん等)で広まった怪談や昭和期の妖怪は掲載情報を追ったり、流布の状況を確認する内容が多め。(廣田龍平氏担当のものがそれかな?)
真相解明の爽快感はないものの、近年の
...続きを読む怪談・Web上での噂も積み重なったものがあるというのは、これからの怪談・妖怪伝承の形を見せつけられたようで興味深かった。
しかし、最近の陰謀論のバカ真面目さ・怖さ・残酷さには、これらのような民俗学的な面白さや『ムー』的なワクワクが少なく、より本気で信じてしまう人が多いのには…かなり脅威を感じてしまう。
こういう検証本が開明になればと思う一方、人面犬!きさらぎ駅!超古代文明!と、嘘や単なる噂と判って楽しめる時代が終わりつつあるのだな…と一抹の寂しさもある。
あと、どーでもいいですが、まさかこの手の本で「おねショタ」を目にするとは思いませんでした。