ケヴィンデイヴィスの作品一覧
「ケヴィンデイヴィス」の「ゲノム編集の世紀 「クリスパー革命」は人類をどこまで変えるのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ケヴィンデイヴィス」の「ゲノム編集の世紀 「クリスパー革命」は人類をどこまで変えるのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
なかなかの大部だが、著者の経歴(Nature Geneticsの初代編集長)もあり、非常にわかりやすい。関係者に対するインタビューも詳細だし、論文発表の先陣争いの裏側なども臨場感がすごい。
前半はCRISPER配列の発見から、ダウドナとシャルパンティエ、フェン・チャンらのノーベル賞争い、特許争いの様が描かれる。かなりマイナーな人にも十分なインタビューをしており読み応えもある。
中盤は賀建奎によるCRISPERベイビーの話が中心。これも突然発表された話だと思っていたが、業界内では随分前から話題になっていたことらしい。
「犯罪行為というものは起きるものだ。法律によって禁止されているにもかかわらず
Posted by ブクログ
ノーベル化学賞を受賞したCRISPRによるゲノム編集の功罪をドキュメンタリータッチで綴った一冊。
特にニュースでも大きく取り上げられ世界中で大きな非難が沸き起こった、若い中国人研究者による人体へこの技術を使い、双子の誕生という事態になった部分は、その衝撃が文章からも熱量高く伝わってくる。
パンドラの箱を開けてしまったと言われるこの暴挙は、しかしながら知らないところでさらに進んでいるかもしれないし、「デザイナーベイビー」として進んでしまうのか、恐怖すら感じる。
世界で倫理観の共有は中々難しいのかと考えさせられる。
宗教など色々な要因もあるかも知れない。