「オーガニックの母」とよばれるアリス・ウォータースさんが、食に対しての思いや、自身の経営するオーガニックレストランでのエピソードなどを語った一冊。
食べものにも、安さ・速さ・質より量、が求められる現代社会。人々はファストフード的文化にすっかり染まってしまっているが、本当にそれで良いのか?もっと「食べ
...続きを読むる」ということにきちんと向き合うべきではないのか?
「食べることは、生きること」という彼女の哲学。
私たちが何気なく日々食べる食材、それをきちんと選びとっていくことが、これからどういう地球・社会にしていきたいのか、どう生きていきたいのか。そういった大きな選択をしていくことに繋がるのだと、気づかされた。
大切に育てられた旬の素材を選び、シンプルな調理法でいただく。一口一口、感謝して味わいながら。
難しいことを考えなくても、まずはそこから始めればいいのだと思う。
とても感銘を受けた。折に触れて、読み返したい一冊。