吉田茂の作品一覧

「吉田茂」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 回想十年(下)
     「負けっぷりを立派に」。痛快ではあっても作りもののTVドラマ「半沢直樹」と、この言葉をもとにした現実のドラマ「吉田茂」とでは違うという論評を読み、原典にあたってみました。

     「負けっぷりを立派にするということは、何もかもイエス・マンで通すということではない。また表面だけはイエスといっておいて、帰...続きを読む
  • 大磯随想・世界と日本
    「戦争に負けて外交に勝った歴史がある」吉田は首相を引き受ける覚悟を決めた時こう語ったという。ニューディーラーの牛耳るGHQ民政局が理念先行で日本の実情を顧みない過激な民主化を断行しようとしたのに対し、ウィロビーら参謀部の理解を取り付け、時にマッカーサーとの直談判を通じて軌道修正を図るなど、 敗戦国の...続きを読む
  • 大磯随想・世界と日本
    戦後12-17年程経った中で吉田茂が語った話。まだ日本に民主主義が根付くのか不明な中、日本人よもっと自信を持てと鼓舞している。この人は共産主義嫌いだったようで、自壊すると言っている。また知識人は共産主義こそ資本主義が昇華した形だと言っていて、そう言う時代の空気が分からないと理解出来ないのだろう。戦後...続きを読む
  • 回想十年(中)
    中巻で興味深かったのは、自衛隊、農地改革、サンフランシスコ会議。
    「私はいつも思うのであるが、軍人が戦争の専門家に偏することは、戦争そのものには或いは強くなるかも知れぬけれど、一般政治や国際外交の常識に欠けるところが生じて、外交を誤り、国を誤ることになる。大東亜戦争などは誠によい例である。こうした考...続きを読む
  • 回想十年(上)
    楠木先生の読書履歴に載っていて、気になったので読んでみた。
    吉田茂の回顧録。現行の日本の基盤は当時つくられたものがほとんどであり、できた経緯などをつくった当人の言葉で振り返るのは価値があるように感じる。
    上巻で興味深かったのは、総司令部について(特にマッカーサー)、新憲法ができるまで、文教改革をめぐ...続きを読む

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