伊勢隆一郎著「お金と時間と場所に縛られず僕らは自由に働くことができる」フォレスト出版(2013)
*自分の現状を変えたいという気持ちは、多くの人たちがもっています。朝起きた瞬間からなんとなく気持ちが落ち込んで憂鬱な気分になる人の方が朝起きた瞬間からやる気満々の人よりもはるかに多いとおもいます。気分が
...続きを読むのらないけれど、仕事に行かなくてはならないから支度をして家を出る。そして、満員電車の混雑にイライラしながら自分を殺して会社に向かう。ふとそんな瞬間に自分の人生はこれでいいのだろうか?という疑問が頭をよぎることもあるかと思います。
*今やらなくても困らないけれど、将来の自分のためにやるべきことは何か?いますぐに自分にといかけてみることは大切です。
*行動でいない人にパターンとしてもう一つ最近増えていたのは、副業や企業への道を探るうちに、候補がいっぱい出てきてしまってたくさんの選択肢を目の前にして選べなくなってしまい結局、どれも踏み出せないまま足踏みしてしまう、というケースです。情報に飲み込まれやりたいことが定まらず、これしかない、というものに絞り込めていないのです。元日本代表のサッカー選手がこんなことを言っていました。「ゴールキーパーと1対1になると、観戦しているひとたちはすごく簡単にゴールを決められるシーンに見えると思います。でもやっている選手としては、本当に絶好のチャンスというのは選択肢がありすぎて一瞬迷ってしまうのです。そしてその迷いの結果、つまらないミスをしてゴールを奪えないことがあります。逆に難しい場面でのシュートの方が選択肢が他にないので、迷いなく自分の持っているすべての力を出すことができます。難しい場面でのシュートのほうがそういう意味では簡単なんです」。選択肢が多いというのは一見良いことのように見えますがある側面では結果を出すために必要な集中力を奪ってしまうこともあるようです。
*ビジネスで成功する方法はシンプルです。あなたのお客様が欲しいというものを提案すれば良い、というただそれだけです。ですからお客様に聞いてみてください。どんな商品が欲しいですか?そしてお客様の欲しいものがその通り出せれば成功は簡単です。
*では、お客様に何を聞けば良いのか?(1)悩みと不安、(2)恐怖、(3)目標、(4)手に入れたいライフスタイル。基本的に人がものを買う動機はこの4つしかありません。常にこの4つに限られるわけですからお客様にどんな夢があり、どんな悩みがあるのかを尋ねるわけです。
*より重要なのが悩みと不安、それから恐怖です。一方で、そのままダイレクトに、悩みはなに?などと聞いてもまともには答えてくれません。そこで意見ではなく、感情を聞きます。「どんな気持ちでしたか?」「どんな感情がわきましたか?」といった質問を重ねる形です。とくに「夜寝る前にふと考えちゃうことってありますか?」という質問をよく使います。
*当たり前ですが人に求められていなければビジネスは成り立ちません。3つの条件がぴたりと合うことが重要です。(1)自分が何よりも好きな事、(2)自分が誰よりも得意なこと、(3)かつ人に必要とされること。
*ゼロからビジネスをスタートさせるときはまず、上の3つの条件を満たしていることが重要です。一方で、もう少し踏み込んだん話しをすれば、7つの項目をチェックしてみることになります。ヒット商品になるものは、これらの要因が入っている場合が多いためです。(1)コンプレックスに関わること、(2)ブームに乗っていること、(3)お客様がお金を持っている層であること、(4)やりたいことができない、ある要因をとりのぞいたもの(つまり、お金、スキル、時間、環境などで例えば子供がいるお母さんであれば旅行に行きたいけれど子供を預けられない環境であったり、時間であったり)、(5)緊急性が高い問題を解決したもの、(6)他に提供している人がいないもの、(7)いままでより時間を短くしたもの、
*お客様に対して全責任を負う覚悟がお客様の背中を押す。(1)期間を限定、も重要です。一方で(2)強いオファーを提供する、とくに具体的な約束が重要。強い責任感と使命感を持って約束する人になることが成功の第一歩。
*ビジネスの心理は相手の立場に立って考えること。一方でこれは学校でも教えてくれることがありません。しかし、ちょっとした訓練法で相手を理解できます。そして究極の理解を得ることが大切です、まずは、感情のボキャブラリーをより多く持つ。映画の登場人物の感情を推測する。さまざまな気持ちのバリエーションで手紙を書く。(感謝の手紙をかく、相手の気持ちをそのまま手紙みに書く、2つの手紙と読み比べ、手紙を相手に渡して反応の違いをみる)、自分への手紙を書く。