「見出し」に伝えたいこと凝縮する
全6章で「人を動かす文章」を書き上げるための様々なフレームワークが解説されています。
文章の書き始めから仕上げの段階まで、文書作成の全工程をこの一冊で学ぶことができました。
■「仮見出し」を考える効果
実際に試してみて、「一番使える!」と実感したのは、第1章の「
...続きを読む文章を書き始める前に、必ず『仮見出し』を立てる」フレームワーク。
ビジネスシーンで多様する、メール・メッセンジャーでの文章のやり取りでも、文章の区切り毎に「仮見出し」を付ければ、要点が伝わりやすく、読み手に親切です。
書き手としても、読み手に伝えたい内容に致命的な抜けがないか、直感的にチェックしやすいというメリットもあります。
■文書作成のスピードは劇的に改善されない
本書を読むことで、すぐに文章作成のスピードが劇的に改善されるわけではなさそうです。
とはいえ、本書のフレームワークを意識して、地道に「人のために書く」ことを繰り返すことで、徐々に「人を動かす文章」が書けるものと思われます。