作品一覧 2022/09/09更新 妹がいじめられて自殺したので復讐にそのクラス全員でデスゲームをして分からせてやることにした 試し読み フォロー 小説が書けないアイツに書かせる方法 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 橋本洸介の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 小説が書けないアイツに書かせる方法 アサウラ / 橋本洸介 完全に吹っ飛んだ作品。世界で一番ひどい物語の評価指標を見た。 自身の悩み(勃起不全)の小説が大ヒットした月野シズクと、突然現れた一ノ瀬琥珀が共に小説の執筆を進める、えっちな作品。えっちなのがいつの間にかプロットとすり替わる、凄い作品でした。 のっけから、「ここは、触手が正解です」みたいな意味不明なえ...続きを読むっち要素で度肝を抜いてくれ、最後までペースが落ちずに一気に読ませてくれたのが凄かったです。 えっちなので人に勧めにくい気もしますが、面白いので是非。 Posted by ブクログ 妹がいじめられて自殺したので復讐にそのクラス全員でデスゲームをして分からせてやることにした 駆威命 / 橋本洸介 爆弾の着いた首輪をつけられ生きるか死ぬかのゲームを強制されるクラスメイト達。彼らは極限の状態で追い詰められ次第に醜悪な人間性を露にしていく。 *** 復讐が絡んだデスゲームもの。タイトルが最近のラノベみたいに長い。タイトルが説明調の小説は初めて読んだかも。タイトルからして最後まで躊躇なく突っ走っ...続きを読むてくれそうな感じなので期待して読んでみた。復讐モノは躊躇されたり情に流されたりするのは個人的には激萎えポイントなのでそれはぜひとも回避して欲しいところだった。読み終えてみて、私はもう一声!!って感じ。 情に流されたとか、復讐をあきらめたという感じではないので、いつも見たいな「えーそこでどうして諦めるの!」という展開ではないので、この終わり方はちょっと新しいかも。ただ、読みながら、帯にあるラスト四ページの衝撃。がすごい頭にこびりついてたので、ラストに近づくにつれて何かあるんだろ、もうひと悶着あるんだろという考えがちらついてすごく邪魔だった。 どうして帯で公式がネタバレの様な事をしてしまうのか、甚だ疑問。内容は、かなり人間の醜悪さにスポットを当てた作品だった。自分が生き残るために他人を蹴落とすようにゲームマスターが仕向けているのだけど、それにしても凄まじい。自分は悪くない、あいつが悪い、あいつこそが犠牲になるべきという空気が一度立ち込めると、他の登場人物たちも自分が犠牲にならないために同調する。 一人の人間を生贄に捧げるために、複数人で徹底的に責め立てる姿は、このデスゲームを仕掛けられる原因にもなった行為であるというのに反省の色が全くない。(でも正直自分がこの状況にあったら反省の色を見せれるかというと微妙)そんな中でも、主人公とクラスの人気者はこの状況をどうにかしようとあがき続ける。 しかし、ゲームマスターはそんな二人の行動を見越したような苛烈で冷酷なゲームを仕掛けてくる。復讐の姿勢はまさに徹頭徹尾といった感じでこの姿勢には大満足だった。やはり復讐モノはそうでなくては!それにしても、正義感あふれるクラスの人気者の言動には途中でイライラ。話せばわかるとか、どうにかして人を傷つけないようにしたいという思想はたいそう立派だが、果たしてこの状況でその言葉が相手に響くのか。 自分この状況下に放り込まれたクラスメイトであるならどうにかして誰も傷つかない道というのを模索する姿は頼りになるが、復讐モノの場合私はどちらかというと復讐者側に立ちたい心理にあるので、この人気者クンはかなり鼻つまみな存在だった。そういう、高尚な思想をお持ちなら、なぜこの事件の発端になったクラスの出来事を放っておいたの?という感じ。 でも最後の方でこの人気者クンがプッチンして暴走したのは大変よろしかったので、その結末を見るためのスパイスだったと思えば、この人気者の言動はよかったのかも。いろいろグダグダ言ったが、この作品はとにかく、絶望と憎悪と人間の醜悪さがこれでもか!というふうにぶちまけられた作品。 今まで読んできた復讐モノやデスゲーム系は殺害の描写に重きを置かれていたものが多かったので、復讐者の犯行動機というか、胸の内に重きが置かれ、それが吐露されていたていたのもよかったと思う。 Posted by ブクログ 橋本洸介のレビューをもっと見る