ユーザーレビュー 15の夏を抱きしめて ヤン・デ・レーウ / 西村由美 交通事故で死んでしまったトーマス(15歳)。彼女のオルフェー・母親・祖父には、死んだトーマスが見える。トーマスの影から抜け出せないオルフェーや母親、壊れていく両親の関係をオルフェーの目線で見つめる。亡くなった人から関連する過去の出来事、後悔。 崩壊しそうなオルフェーと母親の再生と祖父の死を静かに見つ...続きを読むめる。 愛する人を失う事の心の痛みを様々な愛の形をとおして問いかける。オルフェーと母親は立ち直っていく気配を感じさせて終わるのだが、老齢の祖父の死だけでなく、悲しい読後感も残る。 Posted by ブクログ ヤン・デ・レーウのレビューをもっと見る