作品一覧

  • チェルノブイリ:「平和の原子力」の闇
    4.3
    1巻5,148円 (税込)
    「チェルノブイリ」と「フクシマ」に通底するものとは? チェルノブイリは「平和の原子力」の象徴として、ソ連で最も安全で進んだ原発と言われていた。しかし、1986年4月の原子炉爆発事故によって、歴史に汚名を残す末路をたどった。事故からすでに36年が経過しようとし、その間にアレクシエービッチ『チェルノブイリの祈り 未来の物語』をはじめ、数多の著作や研究が世に問われてきたが、ソ連やロシア連邦の根深い秘密主義のために、今でも全容が解明されたわけではない。 最新刊の本書は、構造的な欠陥をはらんだ原発が誕生した経緯から、北半球を覆った未曾有の放射能汚染、多くの人々の心身に残した傷にいたるまで、気鋭のジャーナリストが綿密な取材と調査を通して、想像を絶する災厄の全体像に迫った、渾身のノンフィクション作品だ。 「秘密主義とうぬぼれ、傲慢と怠惰、設計と建造のずさんな基準」といった「原子力国家の心臓部を蝕む腐敗」、すなわち体制のあり方そのものに悲劇の深層を探り、人生を狂わされた生身の人々の群像を克明に描いた、調査報道の金字塔。 本書は、『ニューヨーク・タイムズ』『タイム』『カーカス・レビュー』の年間最優秀書籍(2019年)に選出された。
  • チェルノブイリ:「平和の原子力」の闇

    Posted by ブクログ

    チェルノブイリの全容がわかる素晴らしい本。ものすごく分厚いが半分は参考文献。笑 ソ連の秘密主義、秘匿主義は恐ろしいな。これだけの大事故を起こしても最初はまったく報道してない(そもそも事故を信じてない)し。ソ連の教訓を生かしてほしい。放射線はみえないからプリーピャチの人が実感なかった気持ちもわかるなあ。

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    2023年08月27日
  • チェルノブイリ:「平和の原子力」の闇

    Posted by ブクログ

    ・読むのが辛くなるくらいリアル!
    ・ボリュームはすごいが興味があればどんどん読める
    ・発電所と、プリチャピの街の歴史も知れる

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    2023年04月03日
  • チェルノブイリ:「平和の原子力」の闇

    Posted by ブクログ

    1986年4月26日の未明に起きたチェルノブイリ原発事故について、事故の遠因、事故時の現場の対応、その後の対応や被害、さらには事故が社会に及ぼした影響まで様々な側面から記載されている。当時の原発職員、消防士、兵士などが放射能の危険を知ってか知らずか、結果的に大量被ばくになるのを顧みずに事故対応に当たったことと、旧ソ連の秘密主義的な対応により住民避難が遅れたことが印象的。
    奇しくも事故日直前から読み始め、4月26日に行われた現地の追悼式典をニュースで見ることになった。それにしても、ウクライナはロシアの侵攻を受け、チェルノブイリ原発も攻撃を受けるなど、原発事故の悲惨な結果を忘れたかのようなことが行

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    2022年05月01日

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