作品一覧

  • 新制度派経済学入門―制度・移行経済・経済開発

    Posted by ブクログ

    新制度派経済学について学べるもの。
    制度=institutionという意味であるが、この学問が面白い点は、制度をフォーマル(=正式)なものと、インフォーマル(=非正式)なものに分けたことである。前者は、法律とか規律、警察などの国家が保証するような制度である。後者は社会的な制度、慣習、文化などのその社会特有の、外からはなかなか見えにくいものである。これらの制度が利用しやすく、信頼が高いものであれば、市場における取引費用が下がる、という理論である。
    もし賄賂や独占があれば取引費用は高くなり、誰もビジネスをしようとしない。

    これは現代ロシア論の教科書で使ったのだが、本書は中国や南米の開発独裁の国な

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    2009年10月04日
  • 新制度派経済学入門―制度・移行経済・経済開発

    Posted by ブクログ

    開発経済学の中で、新古典派経済学の後継者として有望視されるということで読んでみた。不完全市場を前提とし、取引費用の低減と技術革新をおこせる制度かどうかが、一国の経済パフォーマンスを決めるというのは納得できる部分もある。
    ただ、民主主義や資本主義に対する無邪気な信頼が見て取れたことが残念。

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    2010年05月30日

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