作品一覧

  • 子どものトラウマとPTSDの治療 エビデンスとさまざまな現場における実践
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    1巻2,750円 (税込)
    トラウマフォーカスト認知行動療法(TF-CBT)は、子どものトラウマやPTSDへの第一選択治療として国際的に最も普及している、エビデンスに基づいた治療法である。 本書は、トラウマをもつ子どもとその家族を回復に導く、TF-CBTの強力な効果を実感した臨床家たちが、ここ10年にわたり、日本でこのプログラムに取り組み、学び、実践し、効果を検証してきた軌跡をまとめた、はじめての日本発TF-CBTの書である。 TF-CBTの有効性を示す研究結果とともに、治療に取り組んだ子どもや家族から教えらえた数々の知恵、さまざまな臨床現場においてプログラムを導入・展開する際の工夫や課題など、著者らが蓄積してきたTF-CBT実践におけるコツが、事例を交えつつ具体的に示されている。 トラウマを抱える子どもとその家族を支援する、すべての実践家必読の1冊。
  • 複雑性PTSDとは何か 四人の精神科医の座談会とエッセイ
    4.5
    1巻2,574円 (税込)
    複雑性PTSD(Complex post-traumatic stress disorder;CPTSD)とは,心身への組織的暴力,家庭内暴力や虐待など長期反復的なトラウマ体験の後にしばしば見られる,感情などの調整困難を伴う心的外傷後ストレス障害(PTSD)である。国際疾病分類(ICD-11)において初めてPTSDと区別された診断基準として記載され,診断名として2022年1月1日から正式に発効された。その診断基準は,否定的自己概念,感情の制御困難及び対人関係上の困難といった症状が,脅威感,再体験及び回避といったPTSDの諸症状に加えて認められることとされる。 本書は,『複雑性PTSDの臨床――心的外傷~トラウマの診断力と対応力を高めよう』(金剛出版,2021)の発刊に併せて行われた四人の精神科医による座談会の記録と書き下ろしエッセイを収録したものであり,複雑性PTSDに関する最新の正確な知識・経験を読者に提供しようとするものである。日常臨床への有効なヒントを提供するであろう。

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  • 複雑性PTSDとは何か 四人の精神科医の座談会とエッセイ

    Posted by ブクログ

    著明な精神科医4名による座談会。丁度1年前同じ内容がウェブ上で公開されていいたものの、ネット回線の調子が悪くて音声が聞き取り辛いところが多かった。そんなわけであまり内容が頭に入っていなかったので書籍化されて嬉しい限り。

    内容的にも素晴らしく、自分の臨床にも役立つことが多かった。

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    2022年04月25日
  • 複雑性PTSDとは何か 四人の精神科医の座談会とエッセイ

    Posted by ブクログ

    ICD11にてあらためて再評価された「複雑性PTSD」。精神医療を当たり前に出来るようにされている原田先生が座長?として、4人の精神科医の座談会とそれを補強する形で、エッセイを寄稿され、最後に原田先生の「複雑性PTSD」に対する考え方の変遷や現在の治療について述べられたものである。座談会はPTSD研究の第一人者である飛鳥井先生、稀代の先進療法家、神田橋先生、ACTから最近はODで有名な高木先生と多士済々のタレントをそろえての対談本でつまらないはずがない。まず飛鳥井先生から「型」の話があり、神田橋先生より「型」崩しの話、神田橋先生からコモンセンスサイキアトリーと言われる高木先生の意外?と基本的な

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    2022年08月31日

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