作品一覧

  • アウシュヴィッツの小さな姉妹
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    1944年4月4日、アウシュヴィッツ・ビルケナウ絶滅収容所に到着したイタリア系ユダヤ人の6歳の姉タチアナと4歳の妹アンドラは、最初の選別をくぐり抜け、子ども用バラック「キンダーブロック」に収容される。その後、ナチスによる人体実験のモルモットになる運命から奇跡的に生き延び、1945年1月27日に解放を迎える。だが、姉妹のアウシュヴィッツはまだ終わらない。アウシュヴィッツを生き延びた6歳と4歳の小さな姉妹が見たアウシュヴィッツと戦争が家族にもたらす悲劇の物語。
  • アウシュヴィッツの小さな姉妹

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    アウシュヴィッツに収容された子供は21万6000人、そのうち生存者は451人、、そんな中で生き延びた姉妹とその一族の物語。
    本の中には子どもたちの収容前の笑顔の写真があり、逮捕されたと書かれている。
    こんな幼い子どもたちに何の罪があるのか、涙なくしては見れません。。
    あとがきにもあるように、いま一番読んでもらいたい物語です。

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    2022年07月14日
  • アウシュヴィッツの小さな姉妹

    Posted by ブクログ

    本人たちの幼少時代の体験が克明に語られており、母親の執念や数々の偶然も重なり生き延びることができたという貴重な体験記。
    ゾンダーコマンドやカポーなど監視員との関係性など運良く切り抜けることができたということもあったようです。

    従兄弟の?男の子が人体実験の被験者に選ばれてしまい、その後殺されてしまったくだりはかなり残酷といいますか...

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    2023年05月08日
  • アウシュヴィッツの小さな姉妹

    Posted by ブクログ

    読み易く、巻末に述べられている様に「多くの人に読んでほしい」書物だと思った。
    そして近い将来、「絶滅収容所を知る人々がいなくなる時間」が訪れる・・だからこそ、若い世代を通じて語り繋げていく架け橋がいかに大切かと痛感させられた。

    語り部となっている2人の姉妹、収容された当時は6歳と4歳。双子とまちぐぁれた可能性もあっての「生き延びた奇跡の証言者」
    数多くの書物を務めて読んでいるつもりだが、「絶滅収容所6か所」は全てポーランドに在ったことすら知らなかった。
    そしてドイツ、ナチスのユダヤ人撲滅計画は当然ながら学んできたつもりだったが、イタリアの動きと実態は初めて知った。
    姉妹が生まれ育った現クロア

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    2022年06月18日
  • アウシュヴィッツの小さな姉妹

    Posted by ブクログ

    イタリア領に住んでいた幼いユダヤ人姉妹がアウシュヴィッツで経験したこと。
    解放後の人生も詳しく書かれて、興味深く読んだ。
    自分たちの経験について話し出すことの難しさも。

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    2021年12月29日
  • アウシュヴィッツの小さな姉妹

    Posted by ブクログ

    6歳と4歳でアウシュヴィッツに入れられた姉妹から見たホロコーストの話。幼かったせいか、淡々と語られる話はそれほど悲壮感はない。しかし、大好きな母親と引き離され、飢えと寒さに苦しみ、親に会えるとだまして人体実験をした後に子どもを殺したという話は身の毛がよだつ。またその時々で話す言語を変えなければならなかった苦しみも相当だろう。とても読みやすい本でした。

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    2023年02月11日

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