作品一覧
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4.0
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
読み易く、巻末に述べられている様に「多くの人に読んでほしい」書物だと思った。
そして近い将来、「絶滅収容所を知る人々がいなくなる時間」が訪れる・・だからこそ、若い世代を通じて語り繋げていく架け橋がいかに大切かと痛感させられた。
語り部となっている2人の姉妹、収容された当時は6歳と4歳。双子とまちぐぁれた可能性もあっての「生き延びた奇跡の証言者」
数多くの書物を務めて読んでいるつもりだが、「絶滅収容所6か所」は全てポーランドに在ったことすら知らなかった。
そしてドイツ、ナチスのユダヤ人撲滅計画は当然ながら学んできたつもりだったが、イタリアの動きと実態は初めて知った。
姉妹が生まれ育った現クロア