作品一覧

  • 「その他の外国文学」の翻訳者
    4.5
    1巻1,881円 (税込)
    「その他」の側から世界を見る 翻訳大国日本。多くの外国文学が翻訳され、読まれている。その中には日本では学習者が少なく、「その他」とくくられる言語によるものも含まれる。 しかし、「その他」だといって存在感が小さいわけではない。インディペンデントな文学賞として知られる「日本翻訳大賞」の第1回大賞の2作品は、韓国語とチェコ語による作品だった。いずれも「その他」に分類される作品が、読者からも、翻訳者からも多くの評価を得たこと自体が、このカテゴリーの奥深さのあらわれではないだろうか。 では、「その他」を生み出しているのはどのような翻訳者たちなのか? 日本では馴染みの薄い言語による文学を、熱意をもって紹介してきた九人の翻訳者が、その言語との出会いや学習方法、翻訳の工夫、そして文学観を語るインタビュー集。  序文・斎藤真理子  鴨志田聡子(ヘブライ語)  星泉(チベット語)  丹羽京子(ベンガル語)  吉田栄人(マヤ語)  青木順子(ノルウェー語)  金子奈美(バスク語)  福冨渉(タイ語)  木下眞穂(ポルトガル語)  阿部賢一(チェコ語)
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

    Posted by ブクログ

    辞書も文法書も少ない「その他の外国語」を習得して翻訳者や文学者になる課程は、それぞれ、情熱に突き動かされたとしかいいようのないすごいものだけど、それ以前に、その言葉と出会ってしまった運命のようなものにすごく心を動かされた。
    それにしても、日本て、英仏独や、中韓だけでなく、これだけバラエティ豊かな言語の研究者や翻訳者がいるんだなあ。このことはとても大切にしなくちゃいけないし、各国文学がこれからも読まれていくよう、心から願ってる。

    と同時に、あー、もっと本読まないと、仕事しないとと尻をたたかれたのであった。

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    2023年09月23日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

    Posted by ブクログ

    語学とのつながり、語学からの広がりが、読んでいて楽しかった。
    こんなふうに深く勉強できてはないけど語学が好きなので、いろいろな接し方が知れてよかった。
    何に出会うか、どう出会うかは人それぞれなんだよな。
    わたしもこれ、と決めて腰を据えて勉強しようかな。

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    2023年06月27日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

    Posted by ブクログ

    “その他”の外国文学翻訳者たちの、その言語との出会い、
    学習法、翻訳の工夫などの翻訳への道程、文学観を紹介する。
    ・「その他」の側から世界を見る
    ヘブライ語 チベット語 ベンガル語 マヤ語
    ノルウェー語バスク語 タイ語 ポルトガル語 チェコ語
    各言語での翻訳の参考になる本、その言語のお勧めの文学、
    その言語を知るための本、その国を知るための本などの
    リスト有り。

    ノーベル文学賞で“その他”の外国の文学者が選ばれるとき、
    その言語から日本語翻訳された作品があることに驚きます。
    そんな“その他”の外国文学翻訳者たちは、どのように
    その言語と出会い、翻訳への道を歩んだのか。
    きっかけは人それぞれ。

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    2023年03月11日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

    Posted by ブクログ

    「その他」や「マイナー」扱いされがちな言語――本書ではヘブライ語、チベット語、ベンガル語、マヤ語、ノルウェー語、バスク語、タイ語、ポルトガル語、チェコ語――や文学の研究や翻訳に携わる方々へのインタヴュー。どのような経緯でその言語と出会ったのか、どのような苦労が学習し習得する上であったのか、どのようなきっかけで文学作品を翻訳することになったのか等、興味深い話だった。本書に登場する方々はいずれも翻訳専門ではない点が意外だった。
    大型書店の海外文学コーナーでふと、馴染みの無い国・地域/言語/作者の名前の一冊に目が留まり、手を伸ばし購入した経験は誰しもあるだろう。そのような経験そのものの契機をつくり

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    2023年03月03日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

    Posted by ブクログ

    読み物として面白い、ブックガイドとしても面白い......。盛りだくさんの出会いがある一冊だった!バスク文学も気になるし、タイももっと読みたい。ガイブンの沼、まだまだ深かった。

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    2023年02月09日

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