やたらTwitterで著者が叩かれてましたが、読んだ限り若くて夢と疾走感のあるいい本だと思いました。どうやってアメリカのいい大学に受かるかというハウツー本というよりは松本杏奈という人がどのように感じ、生きてきたかを若さ溢れる文章で綴っている感じです。個人的には慶應のSFCにいそうなタイプだなと思いま
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松本さんの家が裕福とか、両親が高学歴とか、地方とはいえ進学校とか色々いわれていましたが、(家や両親は選べませんし、松本さんが進学校の特進クラスなのは彼女自身が勉強を頑張ったからです。彼女自身が変えられない点や努力を叩くのはいかがなものかと思います。)ネットで松本さんを叩いていた人間が松本さんと全く同じスペックと環境にいたとして、果たして何人がスタンフォードに行けるのでしょうか。夢を叶えるのにお金や地頭はあった方が有利ですが、最終的に当人が頑張らないと夢が叶わないのはどんな人間も同じです。最近は親ガチャとか教育格差とか環境面の有利不利を殊更に強調する論調が多いですが(親ガチャや教育格差は実際に存在するので、政治や社会ができる限り平等を目指さないといけないのは確かなのですが)高いレベルのことを成し遂げるには最終的に当人の努力がなければならないことに目を向けられない、悪く言えば過去に努力ができなかったことに対し自分の努力不足を反省するのではなく環境のせいにする風潮が強いなと思います。(まあその方が楽なんで気持ちはわかりますけどね)
松本さんはとても努力してスタンフォードの切符を掴んだのですから、是非とも最先端の技術や知見を得、今以上の成功をおさめてほしいです。ネットの一部の声なんぞ無視して、スタンフォード合格までに見せた突出した突破力、疾走感で一度しかない人生を他の人の何倍もきらめいたものにしてほしいです。陰ながら応援しています、合格おめでとうございます!