作品一覧
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4.31巻1,265円 (税込)アルゴン国の第二王女・フレイアは、婚約者で、幼い頃より想いを寄せていた隣国テルルの王太子・セレンに輿入れする。しかし「――これから先、おまえに指一本触れる気はない」期待に胸を膨らませたフレイアに、嫁いだ当初セレンから突きつけられたのは“白い結婚”。存在を無視され、王宮から出ることを禁じられたフレイア。身に覚えのない冷遇に傷つき、憤りながらも、セレンとの約定である三年後の離婚を心の支えに王太子妃としての義務を果たし、テルルの民と心を通わせていく。そんな中、幼馴染であるタンタル国の王子・ハロルドが身分を隠し、騎士としてテルルの王宮に現れて――。 ※電子版は単行本をもとに編集しています。
ユーザーレビュー
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4.3 (20)
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4.3 (20)購入済み
丸くおさまった!
のっけからのセレンのフレイアに対する度重なる言動は100年の恋が冷めてしまっても全く不思議はないものだった。フレイアの本質を知るにつれて彼女に惹かれ、自分から申し出た契約を反故にしようという態度は自分勝手すぎるとしか言いようがない。
それでも自分の立場を理解したうえで立ち回るフレイアは王族の鑑というべき存在だと思う。ただ、一人の女性の言動だとすると、あまりにも悲しい…。
最終的には色々なところが綺麗にまとまり、腑に落ちる結末だった。
続きが気になり、途中で読むのを止めることもできずに一気読みしてしまい寝不足です。 -
4.3 (20)ネタバレ 購入済み
一気読み
とにかくおもしろい。
テンポも良くて、一気に読んでしまいました。
波乱万丈でこれ以上にない苦しみ悲しみの中、それでも前を向いて立とうとする姿に、思わず背筋が伸びます。
最後はみんなが幸せになる様子に安心しました。 -
4.3 (20)購入済み
しっかりとしたお話でした。
そして、ヒロインの、王女であるという矜持が、何があっても崩れる事がなくて、えらいなぁ。
最後がハッピーエンドで良かった。 -
4.3 (20)購入済み
起承転結でキレイに1冊にまとめられたお話でした。始めはヒロインのことを全く知ろうとせず、思い込みのままに嫌う皇太子がざまぁされるのかと思い読み進めましたが、結局は悪者はおらず、クーデターは起こるけれど、首謀者は主要キャラでもなく。それぞれが落ち着くところに落ち着いたスッキリしました。