ユーザーレビュー 眼球達磨式 澤大知 目玉のような外見のカメラ付ラジコン“アイ”を購入した“彼”。遠隔操作で見回り中、アイが女性に持ち帰られてから、どんどんおかしな方向へ導かれる。彼の制御下を離れたアイが、無機物な犬、猿、ヤモリをお供に不審者探しへと繰り出す様は、桃太郎の鬼退治のようでもあるが、最後に成敗されたのは……。この物語は、異な...続きを読むる二つの目(アイ)を通して、法やルールの概念を描いているのかな。よくわからんが、そこがいい。 Posted by ブクログ 眼球達磨式 澤大知 不思議なお話で 短いから、どういう終わり方なのかな~~と 思っていたら 唐突に終わってしまった 表紙が、お話そのもの どんどん続きそう・・・なのに 死んでしまったなんて Posted by ブクログ 眼球達磨式 澤大知 ラジコンで遠隔操作できるはずだったがアンコントローラブルになった小型カメラ〈アイ〉が映し出す世界に釘付けになった彼のお話し。 「見る」ことの能動性・受動性について考えられる作品かなと思いきや、読み進めると想像を超える展開に。一読しただけですんなり理解するのは難しかった。 物語の主要な登場人物は「...続きを読む彼」や「アイ」だけれど、最後に登場する「おれ」目線で読み直すとまた違った読み方ができるかもしれない。 Posted by ブクログ 眼球達磨式 澤大知 彼の目線から「アイ」目線へのシフトは意外とスムーズ いつのまにか「アイ」になってるわたしは目を見張りながら読んでいる 転がるたびに混ざり合う日常は掴めそうで掴めない、というか掴みづらい 初読みにして最後という衝撃 もう少し読んでみたかった Posted by ブクログ 眼球達磨式 澤大知 確かにロードノベルと言えば言えるかもしれない.移動式小型カメラアイの魚眼,地上2センチの世界がどんどん転がり出して,猿にヤモリに犬の登場.おいていかれた僕の前に広がる現実であって微妙にズレた街.この不思議な世界観が現実を侵食する.切り口がとても面白かった. Posted by ブクログ 澤大知のレビューをもっと見る