この本に記載の方法は「即効性がありつつ、継続すれば雪だるま式で効果が増えていく」ものだと思います。
【書いてある内容】
物事を論理的に組み立て直すというよりは課題の打ち手を思考するまでをメインとしてします。
自分が持っている知識でいかに広範囲で深い内容を考え、良い打ち手を出すかが記載されています。
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説明自体も深掘りしてくれているので、なぜそうするのかがわかるのが良いです。
【こんな人にオススメ】
・感覚的に考える人
・何かを検討する際に見落としがよくある人
・課題解決を必要とする人
【本の難易度】
・表現としてはそんなに難しくはない
・順序立てて解説をしてくれている
・例題を使っての説明のため、わかりやすい
・考えながら読むため、少し疲れるかも
・丁寧に説明しすぎて若干くどいような気もした
論理思考の本ということだけあって、前提の説明がしっかりしています。
また、構成もよく考えられていると思います。
全体の流れを掴んでから読むと読みやすいかもしれません。
【感想】
私は感覚的に考えるタイプなので、よく何かを検討し、実行する際には内容に偏りや見落としがあります。
「あとで指摘されればわかっていることなのだけれど、検討中は気がつかない」
こんなケースが多く、それはもうセンスの問題だと思ってました。
そんな私でもこの本を読みながら自分の目の前にあるものに対して思考したときに今までの自分と違うのを感じました。
上手くやるまでには練習が必要で、時間がかかりすが、それでも感覚的にやっていた時には浮かばないような思考ができたので、少し頭が良くなったような気がしました。