ジム&ジェイミー・ダッチャーの作品一覧
「ジム&ジェイミー・ダッチャー」の「オオカミの知恵と愛 ソートゥース・パックと暮らしたかけがえのない日々」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジム&ジェイミー・ダッチャー」の「オオカミの知恵と愛 ソートゥース・パックと暮らしたかけがえのない日々」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
あなた、よくオオカミの本を読んでいるけど、なんでそんなにオオカミが好きなの?ときかれた。
はて?
改めてきかれると、自分でも何で?と思う。
シートン動物記の『狼王ロボ』や、ジャック・ロンドンの『白い牙』や『野生の呼び声』、熊谷達也の『漂泊の牙』など狼を題材にした小説はどれも面白い。「大口眞神」のお札で有名な秩父の狼信仰について書かれた『オオカミの護符』という本は、日本人が狼をどのように考えてきたかがわかってとても興味深い。
でも、これらの本に出てくるのが、狼だったり、オオカミ犬だったり、イヌだったりで、それぞれの違いが曖昧。ニホンオオカミもヤマイヌと呼ばれて、ごっちゃにされ
Posted by ブクログ
この本を読み終えたらオオカミが愛おしくなった。特に最後の頁に掲載されている写真は必見です。オオカミはイヌの先祖で共通点も多いことを忘れてはいけないと思った。
西洋ではオオカミは、「赤ずきん」や「三匹のこぶた」に登場する狡猾で残忍な生き物と思われてきた。そして家畜を襲う害獣とみなしてきた。逆に日本では大神としてあがめられていたところもある。
本書の作者のジム& ジェイミー・ダッチャー夫妻は1990 年から6 年にわたり、米国アイダホ州ソートゥース山脈の麓でオオカミを移植し、その群れに囲まれてテント生活を送り、めったに人の目に触れることのない彼らの社会生活を観察して記録に残した。
Posted by ブクログ
オオカミの群れが暮らすエリアで生活し、観察をつづけた夫妻によるノンフィクション。
本書に描かれるオオカミの特徴は社会性である。動物の群れのリーダーは猿山の猿のように弱肉強食の支配者のイメージがあるが、本書のスタンスは異なる。リーダーの資質に攻撃性は無関係である。群れ全体の幸福を引き受けることは自分という意識を有している(74頁)。この通りならば支配と搾取の人間社会よりも進んでいる。
一匹オオカミという言葉がある。本書は実際のオオカミの生態では一匹オオカミは一時的な現象であり、一匹オオカミは群れに属することを求めていると指摘する。本書は一匹オオカミを「単独で危害を加える悪者」というネガティブ